憲法守り、女性も障がい者も輝く社会に!
この件で書いたり、しゃべったりすることに嫌気が差していますが、今日の神戸新聞にこのことが掲載されましたので、書きます。新聞では、「市が文章で謝罪」とありますが、私たち議員団としては、「『ご迷惑をかけた』というような文面の謝罪文では、謝罪になっていない」として、お返ししています。
私たちは、「迷惑をかけられた」として、抗議しているわけではなく、税の公平性の問題、個人の尊厳を傷つけたこと、議会制民主主義の否定等に抗議をしているわけで、問題の本質性を全く理解していません。また、理解しようともしていません。公務員は市民に奉仕することが最大の任務であるにも関わらず、市長の家来に成り下がっているとしか言いようがありません。これ以上、議論してもムダな時間とエネルギーを使うだけかもしれません。自分の品格も下がりそうです。
そもそも、公費を使って当選した議員に祝電を出す必要があるのか、という議論もあります。「行革」というのであれば、真っ先にやめるべきです。出したければ、ポケットマネーでどうぞ、ということです。蛇足ですが、遅れて届いた祝電も、秘書課長にお返ししています。
遅れて祝電が届いたということですが、本来ならば多分届くことはなかったと思います。ある職員が、何とおかしてはならない重大なミスをしたために、祝電が届いた議員とそうでない議員がいたということが発覚しました。それは、落選したある議員に祝電がいってしまったのです。その事を、当選したある議員に報告が入り、自分には届いていないことがわかり、私たちも知るところとなりました。その報告を受けた議員が、市長公室長に抗議したのが4月26日の午前中であり、慌てた職員がその日の午後に祝電を出しのではないかというのが事の真相ではないかと思っています。ですから、最初から私たちには祝電が届く予定は、なかったと思っています。
それを「市長が留保してほしい、と言った」と、確認のしようのないことを口実に言うとは、本当に卑怯なやり方としか言いようがありません。
私たちは、「文章で謝罪を出してください」と求めましたが、「市民にも、文章では謝罪を出していないので、副市長と相談します」とのことでした。
考えれば、考えるほど腹立たしい限りです。20年議員をしてきて、こんな悔しく、悲しいことはありません。
石見市長の退任式が行われた4月26日、夕方家に帰ると石見市長の名前で、市会議員当選の祝電が届いていました。市会議員の選挙は21日投開票で行われたわけですから、あまりにも間の抜けた祝電です。それに、私は6回目の当選ですが、市長から祝電が届いたのは初めてです。10日間の連休の間だ、ずっとモヤモヤしていました。そして、今日ようやく市長公室長と秘書課長に確認しました。共産党の4人と姫路の新しい風には、遅れて祝電が届いていたのでした。
なぜ、こんなに遅れて祝電が届いたのですか?
市長に、保留してほしいと言われてからです。
公費で祝電を出しているのですから、市長をサポートする職員として、おかしいと思わなかったのですか?
市長に考えさせてほしいと言われたので、その指示に従いました。
市長がポケットマネーで出すなら、誰に祝電を出そうと自由ですが、税の公平性、行政の公平性の観点からもおかしいと思わないのですか?
市長が待ってほしいと言われ、その後市長が退任のあいさつ等忙しくて登庁されなかったので、確認が遅くなり、その結果遅くなってすいませんでした。
私たちは、遅くなったことに怒っているのではありません。
公正公平な行政を推進すべき職員(地方公務員)がこのような人権感覚でいいんですか?差別であり、人権侵害ですよ!
心外に思われたなら、謝罪します。
私たちは議員個人が個人の人権を否定されただけでなく、私たちに投票してくれた有権者、市民も否定したことになるんですよ。この事実を市民にも知ってほしいぐらいです。私は、ブログもフエイスブックもやっています。
ブログに書いてもらってもいいですけど、私たちが謝罪したことも書いといてください。
みなさんは、どう思われたでしょうか?私は、まったく納得できていません。姫路市の中枢にいる職員がこんな意識で仕事をしていることに、唖然としています。
そんたくは、安倍首相の周りだけでなく、ここにもありました。