憲法守り、女性も障がい者も輝く社会に!
9月3日から開催される9月議会の議案が示されました。第5弾の緊急経済対策が出てきましたが、ようやくコロナ禍に対する子育て支援策として、児童手当を給付している子どもたちに1人2万円の給付と4月28日から2021年4月1日までに生まれた新生児に10万円を給付する案が出てきました。遅すぎますが、先ずは、よかったです。
この間、姫路市は、4月30日の臨時議会から、これまで4回のコロナ禍に対する補正予算が示されてきましたが、子育て支援に関するものは、ひとり親家庭への地場産品の提供のみでした。それも、全額児童扶養手当を給付されている世帯のみで、全く子育てに優しくない、冷たい市政だと、委員会や本会議等で言ってきました。やっと、解ってくれたのかという思いです。
一定、評価はしますが、2万円の給付は11月です。明石市は、4月20日にひとり親家庭に5万円の給付を決め、5月に給付しています。このスピード感の違いは、どこから来ているのでしょうか。市長は、27日の決算説明会のあいさつの中でも、「人に優しい、人に寄り添う市政」と言われていました。本当にそうであれば、なぜもっと早い段階で、こうした子育て支援策が示されなかったのでしょうか。神戸新聞の一覧表で、姫路市の子育て支援策が空欄になっており、市民や議会かも言われるし、何とかしないといけないと思ったのでしょうか。一番先どこを支援する必要があるのか、そうした市民への思いやり、想像力に欠けているのではないでしょうか。
安倍首相は辞職しましたが、こうした緊急時にこそ、その国のあり方やその自治体の本質性が表れるのではないでしょうか。
議会に向けて、引き続き市民の声を届けて行きたいと思います。
臨時の経済観光委員会が昨日24に開催されました。議題は、以下の通りです。
1 姫路市誘客キャンペーン事業について
GO TO トラベルの姫路版です。市内36の宿泊施設に泊まったら(兵庫県、近隣府県在住の方)、宿泊費の半額を補助するもので、深刻な影響を受けている観光業界を支援するとのことです。主旨は理解しますが、今国のGOTOトラベルも問題になっており、思ったような経済効果は出ていません。果たして、どのくらいの利用があるのか。対象期間は、9月1日から12月31日までで、宿泊クーポンの発行期間は、今日から11月30日までとなっています。
2 中央卸売市場移転再整備事業について
現在、手柄にある中央卸売市場が白浜に移転することが決まっていますが、土壌汚染問題で整備が遅れています。さらに、当初、卸売業者3者で、場外賑わい施設を同じ敷地内に建設するとしていましたが、コロナ禍等により建設を断念する事態となっています。そのため、新たな方針として、公募型プロポーザルによって、民設民営で行っていくことが報告されました。中央卸売市場が白浜に移転しますと、地理的に不便にはなりますが、市民の食の安全を確保するためにも移転再整備は必要なことと考えます。また、賑わい施設も、市民はもちろんのこと、観光客を呼び込むための施設と考えられていたため、コロナ禍で先が見通せない中で、どれだけの需要が見込まれるのか不透明な状況となっています。
3 ひとり親家庭への地場産品提供による地元生者の支援について
コロナ禍に伴い、ひとり親家庭を支援するとともに、地元生者を支援し、併せて梱包を依頼するイベント業者、配送をお願いするタクシー事業者を支援するという事業です。この問題は、本会議質問でも取り上げる予定です。よく考えられた事業とは思いますが、本当に、ひとり親家庭への支援になっているのか、事業終了後、しっかり検証する必要があると思います。ひとり親家庭を一刻も早く救済、支援するという点からは、もっと後の事業でもよかったと思います。先ずは、他の自治体のように現金をいち早く届けることが必要だったと思います。
4 姫路の飲食店を応援しよう プロジェクトについて
この問題も、本会議質問で取り上げる予定です。コロナ禍で甚大な影響を受けている飲食店を、クラウドフアンデイングによって支援しようとするものです。飲食チケットを先払いで購入し、40%のプレミアムがつきます。チケット販売額は2億円で、市補助金となるプレミアム分は8千万円で、実行委員会への事務費が3千8百万円です。制度設計が甘く、事業主も購入するなど、不信、批判がありました。また、実行委員会のあり方や事務費の妥当性も疑問の声が上がっていました。昨日の委員会では、一定問題点が明らかになりましたが、この事業についても、しっかり検証することが大事です。
もう、来年度の予算について考える時期となりました。今年も去る8月1日、市民会館において、日本共産党議員団予算要望懇談会を行いました。暑い中、ご参加頂いたみなさん、ありがとうございます。また、フアックス、メール等でお寄せ頂いたみなさんもありがとうございました。
コロナ禍が続く中、全ての分野において、コロナの視点をどう反映させ、そのための予算をどう確保していくのかが問われています。具体的には、保健所や環境衛生研究所の体制強化やPCR検査体制の抜本的拡充、少人数学級の実現などが挙げられます。参加者からもコロナ対策はもちろんのこと、学校現場の多忙化、宮が谷最終処分場の問題、「同和」に関する不公平な市政運営の問題、自転車道の整備など身近な要望が出されました。頂いたご意見を参考に、2021年度の予算要望に反映させて行きたいと思います。
先日、増位小学校の6年1組にゲスト・ティーチャーとして、議会の仕組みや議員の仕事についてのお話に行かせていただいたことは、お伝えした通りですが、何と6年1組のみなさんから、心暖まる暑中見舞をいただきました。感激です。❕今また、コロナの感染が広がりつつあること、にもかかわらず安倍首相は雲隠れし、国会も開かない。そんな不安と怒りの気持ちの中で、6年年生のみなさんの純粋で心暖まるお手紙、そして、このコロナ禍の中でも、それを指導されている担任の先生や校長先生方の熱意がひしひしと全体から伝わってきて、本当に胸が熱くなる思いです。私の宝物です。子どもたちの思いを受け止めて、9月議会に向けて準備を進めて行きたいと思います。
今、姫路市では、市川美化センターがごみの受け入れを停止し、長寿命化工事が行われています。そのため、全てのごみがエコパークあぼしに搬入されていますが、処理できない分については、くれさかクリーンセンター等にお願いしています。また、同時に市民に対して、ごみの減量への協力もお願いしているところです。そうした現状を確認するため、共産党議員団として、現地視察を行いました。
エコパークあぼしが稼動して10年。あの爆発事故からも10年です。コロナ禍でこれまでの開発優先、利潤追求の社会が問われています。また、相次ぐ豪雨災害で、気候変動、地球温暖化の問題にどう向き合うのかも問われています。その中で、ごみの減量、リサイクル化も重要な課題です。小学4年生が施設見学に来るとのことですが、子どもの時からごみのリサイクル等について学ぶことは、とても有効なことだと思います。