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団体自治、住民自治

KIMG3464KIMG3466KIMG3465 今朝の神戸新聞に、「地域ごと、現実を踏まえた施策を」と題して、元全国知事会長の山田啓二氏の原稿が掲載されていました。緊急事態宣言が延長される中で、「現場に近い地方自治体の首長の役割がより大きくなることを忘れてはならないよう。」と言っています。また、「コロナ対策での国の政策は残念ながら一貫性を欠いてきた」と指摘しています。さらに、「政策を進めようとする際、『財政的に難しい』という言葉を何度も国から聞かされた。非常時には、国民、住民のために何をすべきかから始めるべきである。」とも言っています。そして、最後に、「コロナ対策では、国の動きを眺め、それに乗っかるのが首長の仕事ではない。住民に選ばれた首長だからこそ、厳しい現実を踏まえた施策を、住民にお願いできる資格を持っている。地方自治の真の力が試されるのである。」と結んでいます。

 どこかの市長に、聞かせてやりたいです。対策本部会議では、「国、県からの要請に粛々と応えることが最優先されるべき」旨の発言をし、私たち議員団が申し入れを行った「緊急要望」についても、「何が緊急かわかりません。今は不要な議論は避けてください。」とも言われました。また、「姫路市は、私も医監も医者でよかった」と、自画自賛をしました。さらには、30日の臨時議会で、姫路市のPCR検査について問われると、「この議場の中で、PCR検査ができるのは私だけです。」と答弁しました。一体、何が言いたいのか、わかりません。彼の頭の中には、全く、団体自治、住民自治の認識がありません。そして、議員が質問をすると、共産党以外の議員に対しては、「ご質問ありがとうございます」と言います。二元代表制の意味もわかっていないのでしょうか。さらには、就任一周年のインタビューに、「姫路の市民も職員も保守的だ」と答えていますが、市民や職員に対するリスペクトがありません。誰のお陰で、市長に就任できたと思っているのでしょうか。

 だから、臨時議会が終わった翌日に、水道料金の減免、内定取消し者の会計年度任用職員の採用などを出してくるなど、国や県の後追いしかできないのでしょう。

 もう一つ、30日の臨時議会では、苦瓜議員の質問に対する答弁で、「苦瓜議員に、中国にマスクを贈ったことをしかられましたが」とか、「消費税5%への減税が何で緊急なのかわかりません。」等と言いました。これは、全く事実に反することで、直ぐ抗議を行い、取消しを求めました。午後の10時過ぎまで行われた臨時議会の最後に、市長の発言があり、「事実誤認でした」と言っただけで、謝罪はありませんでした。私たち議員団は、翌日改めて、副市長、公室長に対して、二度とこのようなことがないよう申し入れを行いました。

 引き続き、唯一の野党として、住民の声を届けて行きたいと決意を新たにしています。

コロナ禍に対する独自支援策を

 引き続き自粛生活が続いていますが、みなさん、いかがお過ごしでしょうか。体調の方は、お変わりございませんか。姫路市に於いては、去る4月30日に臨時議会が開催され、国から1人当たり10万円を配る特別定額給付金等が盛り込まれた補正予算案が全会一致で可決されました。近隣自治体では、小野市の半年間水道料金の全額減免、明石市のひとり親家庭への5万円給付、宍粟市の15歳までの子どもたちへの2万円給付など、住民の生活を支援するための独自施策が次々と発表されました。姫路市はどうなっているのかと問合せ等がある中で、臨時議会に示されたのは、県の休業要請や短縮要請に協力した事業所に10万円を支給するというものです。

 これは、一定評価されるものですが、休業要請等から外れた事業所には給付されません。また、学校園の水道蛇口の自動水栓化も独自施策ですが、今、学校園は休校中です。感染防止のためには、有効なことだとは思いますが、給食がないことで満足な食事が摂れない子どもたちを支援することの方が優先されるべきではないでしょうか。

 共産党議員団として、臨時議会では、コロナの感染拡大防止も大事だが、市民の暮らし、生業をどう守っていくのか、そのための独自支援策を基金(市の貯金)を使ってでも、しっかり行うことを求めました。

 そして、5月1日には、姫路市としても水道の基本料金を半年間減免することを発表しました。また、コロナで内定を取消された人を10人程度、会計年度任用職員として採用することが明らかになりました。これらのことは、議員団として求めていた事であり、評価されるものですが、なぜ、臨時議会に提案されなかったのか疑問です。

 このように、姫路市の対応は、他の自治体に比べ遅く、本当に市民に寄り添って施策を考えているのかと言いたくなります。市長は、「国、県のいうことを粛々と進めていく」という発言に見られるように、国、県と協力しながらも独自に市民のためにという発想に乏しいように思います。

共産党議員団としましては、引き続き地域住民の声をお聞きしながら、施策に反映できるよう求めてまいります。

アベノマスク

KIMG3438 お隣の夫さんが、デーサービスに通っている施設から、受け取ったというアベノマスクを見せてもらいました。ゴムの紐の長さが左右違うとか、小さいのとずり落ちてくるので、使っていないとか。お金がかかる割には不評なこのマスク。もっと速く、そしてお金をかけるべき所は、他にあるでしょ❗と言いたいです。

 新型コロナウイルスは、「自然災害」ですが、後の対応を間違えると「政策災害」になってしまいます。政策災害にならないよう、声を上げていきたいと思います。

姫路市の独自支援

KIMG3429KIMG3432KIMG3433KIMG3430昨日、議会運営委員会が開催され、30日に開かれる臨時議会に提案される補正予算案が示されました。期待していた独自支援策は、県が休業要請などの応じた事業者に対して、家賃支援として10万円が交付されます。特筆されるべきは、これぐらいです。この10万円もないよりは、いいのですが、西宮市は、要請に関係なく、売上が2割以上減った事業者に、10万円を支給するとのことです。

 今日も、集金をしながら知り合いの店舗に寄ってみました。そこは、アクセサリーやバックを扱うお店なので、県の休業要請の対象にはなっていませんが、お客さんが来ないとのこと。それでも、家賃は同じように支払わなければならないし、自分たちにも何らかの支援が欲しいと言われていました。当然だと思います。

 また、学校園の手洗い場の蛇口の自動水栓化を進めるとしていますが、国の補助制度を活用するものです。感染拡大を防ぐためにも、自動水栓化は大事だと思いますが、明石市は、ひとり親家庭2,200世帯に、5万円を支給するとのことです。姫路市のひとり親家庭は5,100世帯で、明石市と同じように5万円支給しようとすれば、2億5,500万円あればできます。

 姫路市は、30日の臨時議会で提案される補正予算のほとんどは国からの交付金で、一般財源は僅か800万円余です。これは、第一段とのことですが、他の中核市と比較して、あまりにも市民に冷たいのではないでしょうか。市長は、対策本部会議で、「姫路市は、私も医監も医者でよかった」と言われたそうですが、本当にそうかどうかは、市民が判断することです。

 世の中、コロナ、コロナの話題ばかり。長期戦になるとのことですが、季節は、花たちは何事もないかのように、移り行き、咲き誇っています。

お花に癒されます

KIMG3416KIMG3423 久方振りに、三品さんにお花を入れていただきました。花菖蒲と変わった色の胡蝶蘭、素敵です。5月人形も出したので、ちょうどいいです。子どもたちの健やかな成長を願う5月人形も、どことなく今年は寂しげです。学校から、公園から、まちかどから子どもたちの笑い声と笑顔が消えました。わが家の孫たちも、家の中ではストレスを発散するがごとく、大きな声でゲームに興じています。

 子どもたちの学習の遅れが心配です。5月7日以降どうなるのかもわかりませんが、夏休み返上とか、土日も授業とかの声が聞こえてきます。確かに、夏休みの短縮や土日の活用も一定必要かもしれませんが、学校が再開した後の子どもたちへの負担も心配です。

 お花やさんも、入学式、卒業式、歓送会もなくなり、たいへんです。三品さんも、イベントの中止や飲食店の休業等仕事がなくなり、たいへんとのことです。需要が減ったため、お花の値段も下がっているとか。買う人はいいですが、生産者はたいへんです。経済活動がストップして、たいへんなことばかり。休業要請に見合う補償を❗でも、お花やさんとか洋品店とか、休業要請がないところでも、開けていてもお客さんは来ません。その人たちの補償はどうなるのでしょうか?

 明日は、議運が開かれ、補正予算案が示されますが、果たして姫路市としての独自支援策がどれだけあるのか。姫路市の姿勢が問われています。

この国のあり方が問われています

KIMG3387KIMG3395KIMG3394 新型コロナの感染拡大が止まりません。姫路市でも、新たに2人の感染が確認され、31例目となっています。東京都は独自に、休業協力金を給付するそうですが、欧米諸国の補償額に比べ、日本政府の補償の額と対象者の少なさが際立っています。日本政府は、本当に国民のことを考えているのだろうか。この期に及んでも、アメリカと財界のことしか、頭にないのだろうか。トランプ政権でさえも、おとな1人最大13万円、子ども約6万円。国民の約8割が支給対象とか。イギリスは、自営業者・フリーランスに平均所得の8割を月額約33万円を上限に支給。ドイツは、中小企業に6兆円。従業員10人以下の事業所に最大180万円を支給。

 日本は、30万円、100万円、200万円と数字は示されていますが、対象者がかなり絞られ、いつ給付されるか明確になっていません。ドイツのメルケル首相は、「経済的影響を緩和し、雇用を守ることをすべて行と約束する」と発言しました。そして、同じくドイツの文科相は、「こんな時だからこそ、文化が大切」と認め、芸術団体等に約6兆円の助成金や貸付を行うと表明しています。

 アベノマスクよりも、お金をかけ、急ぐべきことがあります。12日付けの神戸新聞にも、メルケル首相の演説の一部が掲載されています。そして、結びに、「緊急事態宣言後、会見した首相(安倍)の言葉にどれだけの人がさらなる信頼を託す気になったか。」と綴られています。

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