憲法守り、女性も障がい者も輝く社会に!
自民党と維新の連立政権による、高市内閣が発足しました。私の周りでは、危険性と不安の声が寄せられています。初の女性首相とメディアは持ち上げていますが、女性の敵としか思えません。女性なら、誰でも女性の味方とは言えません。選択的夫婦別姓にも、同性婚にも、ジェンダー平等にも反対、後ろ向きです。初の女性首相の値打ちがどこにあるのか。
所信表明演説で、政治とカネの問題も消費税減税に全く触れませんでした。一方で、軍備拡大・労働時間の規制緩和などアメリカ言いなり、大企業優先の政治がいっそう進められようとしています。
田村委員長は、「正面から対決する」と表明しています。自維政権・高市内閣の危険性、問題点を徹底的に国民の前に明らかにしてほしいと思っています。姫路市においても、来年度の予算編成が始まっています。私たち共産党議員団としても、よりいっそう市民の暮らし応援の予算となるよう、要望していきたいと思っています。
今日は、第3回定例会の最終日でした。この議会は、前年度の決算を審査する議会でもありました。2024年度の姫路市一般会計は、57年連続黒字決算となっています。中核市34市中上から7番目の財政力となっています。こうした強い財政力は、もっと市民の暮らし・福祉の充実のため、職員の増配置で市民サービス向上のために使うべきなどとして、決算認定に反対しました。
また、姫路市立学校条例の一部を改正する条例についても反対しました。この条例は、姫路市立姫路高等学校、琴丘高等学校、飾磨高等学校を統合し、姫路市立高等学校を設置するためのものです。既に、3校の来年度入学者の募集停止は決定しており、2028年3月に廃止となります。ついに、伝統と歴史があり、地域に根差した市立3校が無くなってしまいます。本当に残念なことです。反対したのは、会派としては、日本共産党議員団だけでした。
姫路市を含む第3学区の受験競争の激化や長距離通学が懸念されます。
国会議員はデマ・差別をやめ、人権と憲法を守る義務を果たしてください!と題した署名42,586人分が各政党に渡されました。署名を提出したのは、弁護士、作家、音楽プロデューサーなど識者12人が賛同を呼びかけた署名で、私もネットで署名しました。
参議院選挙後も、外国人等への差別・排外主義が広がっています。私も、本会議の個人質問で、この問題を取り上げました。市当局は、外国人に対する差別意識を解消し、異なる文化や生活習慣、価値観などを尊重する人権意識を育てることを目指して、人権のつどい、人権学習地域講座などの啓発事業を推進している、との答弁がありました。
姫路市でも、今議会が開催され、令和6年度の決算審査が行われています。奨学学術振興事業特別会計の中で、県立大学に留学中の学生5人に対して、それぞれ月3万円の奨学金が給付されています。その事業に対して、ある保守系議員から、「大学の学費が高い、とよく地域の人からも聞く。日本人でもたいへんな人がたくさんいる。外国人に給付する余裕はあるのか」、という質問がありました。
日本の大学の授業料は、世界一高いと言われています。ですから、給付型奨学金の拡充や授業料の無償化が求められています。日本の授業料問題と留学生への奨学金と問題が違います。にもかかわらず、こじ付けて、いかにも外国人優遇とでも言いたいのでしょうか。
差別やデマを許さないのは、国会議員だけではありません。地方議員ももちろん、私たち大人の責任ある発言が求められています。
こうした中、自民党総裁候補の高市氏が「外国人がシカを蹴った」と日本記者クラブの総裁選共同会見で発言しました。「根拠はあったんですか。確かめたんですか」と質問されましたが、根拠を示すことはできなかったそうです。こんな排外主義の主張を公然とするような人が候補者であり、本当に総裁になったら、この日本はどうなるのでしょうか。