憲法守り、女性も障がい者も輝く社会に!
今年も姫路障害者連絡協議会の予算要望懇談会が行われました。当局からは、障害福祉課、学校施設課、交通計画室、姫路駅周辺整備室、住宅課、人事課、選挙管理委員会など、13人もの職員の方々が出席していただきました。
参加者からは、「報酬アップになっているが働く人の給料アップにはつながっていない」「姫路市は、強度行動障害者を認定するシステムがない」「グループホームの新規サポート事業はあるが、運営補助がない」など切実な要望が出されました。多くの参加者から多様な要望が出されましたが、その中で「小中学校のエレベーター設置」については、ようやく「肢体不自由児のいる学校から優先的に設置していきたい」との回答がありました。
これは、文教・子育て委員会においても答弁した内容と同様でありますが、姫路障害者連絡協議会として、結成以来「エレベーターの設置」を求めてきました。これまでは、「階段昇降機で対応したい」と繰り返してきたわけですが、長年要望してきた甲斐がありました。
一人一人の声は小さいですが、障害の違いを乗り越えて、力を一つに、コツコツと取り組んでいくことは、本当に大事です。団結は力なり❗
文教・子育て委員会の視察が、11月6日から二泊三日で行われ、八王子市、衆議院会館、富山市へ行って来ました。八王子市と衆議院会館は、「小中学校適正規模・適正配置について」です。八王子市は、姫路市と同じ中核市ですが、早くから「適正規模・適正配置について」議論が行われ、過去には統廃合も行ってきています。平成21年1月には、14回の審議会を経て、基本方針が策定されています。しかし、現状は、過小規模校の地元との話し合いが何度も行われているとのことですが、「自分達の時代に学校をなくすわけにはいかない」と膠着状態が続いているようです。
衆議院会館においては、義務教育改革係の担当者から、文科省作成の「公立小中学校の適正規模・適正配置に関する手引」に基づき、説明を受けました。私は以前から疑問に思っていた、「小規模校では社会性が育たない」という考え方について、「その根拠となるようデータは文科省として、持っているのですか」と質問しました。弁舌爽やかな担当者からかえってきた答えは、「そうなんですよう。私たちもよく財務省から根拠となる数字を示せと言われるのですが、『そういう傾向にある』ということで、示せるデータはないので、今後集めていきたい」というような内容でした。
これは、あまりにも無責任ではないでしょうか。姫路も含め全国各自治体で、この文科省の手引や考え方によって適正規模・適正配置、つまり統廃合を進めようとしているのに、肝心の文科省にそのデータがありませんは、ないでしょう!!
富山市では、「妊娠期から切れ目のない子育て支援体制構築事業について」学んできました。富山市も中核市ですが、市長の姿勢が違います。子育て支援に力点が置かれ、市長のトップダンで様々な支援策が推進されています。子ども医療費も所得制限なしで、中学三年生まで無料です。「切れ目のない子育て支援』ということで多くの先進的な取組をされていますが、中でも全国初となる市直営の産後ケア施設の設置・運営は、ホテルのような施設で内容も充実しています。また、北欧の必用なベビー用品一式プレゼントにならって、富山番「ベビーボックス」が全ての新正児に贈られています。金額的には、地元企業の協力も得ながら約5,600円相当で、ブランケット・ステイ・ストローマグ・スプーンフオークセット等が入っています。姫路でも提案していきたいと思いました。