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1月21日、松岡議員の不当要求行為についての百条委員会が開催され、松岡議員と8人の職員の証人喚問が行われました。私は、日本共産党議員団からこの特別委員会の委員として、出席をしていました。マスコミ報道にもありますように、松岡議員は不当要求行為については否定していますが、証人に立った8人の職員のうち、7人は「威圧的だった。パワハラだと思う」と証言しました。しかし、一人だけ「それほど威圧的ではなかった」と証言した職員がいたことには、驚きました。また、その職員は、委員長の「職責上、松岡議員を諌めなかったのか?」との質問に、「思い至らなかった」と答えていました。
また、要望に関係ない部署にもかかわらず呼ばれたことについて、委員の一人から質問がありました。この事は、私も疑問に思い質問しようと考えていたことですが、その職員は、「この議員だけでなく、よくある。いつものこと。確認のために呼ばれたと思った。」と、耳を疑うような答えがかえって来ました。その委員は、「他の議員もあるのですか?」と再質問すると、委員長が「質問を変えてください」と言いました。公園フェンスのかさ上げと道路台帳システム計画策定に関する以外のことについては、質問できないのです。これを受けて、職員は、「議員に限らず、よくあるということです」と言い直しました。私は、「議員に限らずって、一般市民が人事のこで呼び出すことがあるのですか?」と訊きたいと思いましたが、本題から外れることは訊けません。私は、「職責上、パワハラに対して、もっと敏感であるべきではなかったのか」と質問しました。職員は、「パワハラに対して、認識が甘かった」と答えていました。
一定、明らかになったこともありました。道路台帳システム計画策定について、松岡議員から、入札にあたり特定の業者を排除するよう求められたことに対して、担当職員たちは、「不当要求」ということで局長に記録兼報告書を上げ、局長も承認して倫理課と相談したが、「言い逃れが可能。犯罪にならない限り無理」と言われたということです。その一方で、「審査会の申し入れをやれば」と助言もあったとの証言もありましたが、益々疑問に思うこともあります。
松岡議員の怒鳴る声は、多くの議員の知るところですし、職員の間でも知られていたと思います。私たち共産党議員団の控室は、北側の西端です。一時、松岡議員の所属する創政会専用の応接室が北側の東端にありました。間に無所属議員の控室があるのですが、松岡議員の怒鳴り付けるような大きな声がよく聞こえてきていました。私は、議会運営委員会で問題にする必要があるのではないかと思っていました。また、この「不当要求」は2018年度のものであり、2019年度は「不当要求の恐れ」は0件、2020年度も今のところ0件ということです。本当にそうなのか、疑問に思うとこです。職員の証言の中でも、「他にも威圧的なことはあったが、一人だったし、録音もしてないので要望として記録した」というのがありました。
今回の問題を契機に、議員からの不当要求や不当要求の恐れをなくし、職員が市民全体の奉仕者として職務に専念できるための環境を作っていく必要があります。そのためには、どうしたらいいのか、真剣に考えていく必要があります。