不当要求には毅然とした対応を

 6月3日から、議会が始まります。そのため、今、質問原稿を書いています。今回も、「不当要求には毅然とした対応を」について取り上げます。不当要求に関する特別委員会もありますが、調べれば調べる程、なぜこんなことができてしまうのか、驚きと怒りで一杯になってきます。白浜小学校の相撲場は、移転等も含めた総事業費は約7千万円にもなります。金額も問題ですが、誰も神明造の屋根が公立小学校の校庭に相応しいものなのか、異議や疑問に思う職員はいなかったのでしょうか。憲法のことを考える職員は、いなかったのでしょうか。

 粟生の松原公園整備は、市場の白浜移転整備が決まる前の事業です。市道の残地1,340平方メートル(1987年緑と市民の憩いの場)と松原神社からの僅か160平方メートルの無償借地で、公園として整備しています。その際に、160平方メートルの土地に元々あった神社のトイレを姫路市が3,000万円以上かけて、解体撤去・新築工事を行っています。僅か160平方メートルを無償で借りて、なぜ3,000万円以上もかけて、姫路市がトイレを整備しなければならないのでしょうか。ただより高いものは、ありません❗

 そして、その一方で白浜小学校の約8分の1の敷地を松原神社から借りています。明治5年から借りています。ただではありません。現在は、年間500万円払っています。一体、姫路市は松原神社に、いくら借地料を払っているのでしょうか。記録が残る1991年から、総額88,492,568円支払っています。契約に基づくものなので、不当とは言いませんが、何かしっくりいきません。なぜ、こんなことが永遠と行われているのでしょうか?

 とにかく白浜地域には、不可解なことがいっぱいあります。説明と責任の所在を明らかにしていきたいと思います。

第2回特別委員会

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image(1)20210414_142648 第2回目の不当要求議員が係わる事業の真相を究明する特別委員会が開催されました。これまで明かになった、白浜小学校の相撲場や東部析水苑のグランド整備等に加えて、新恋の浜橋の新設、蜆橋の改修整備、粟生の松原公園のトイレ、白浜西山公園のトイレなど16項目について、関係当局から資料に基づき、説明を受けました。今日は、原則説明を受け、次回に向けての資料請求に限定されての委員会でしたが、全ての項目が終わったのは午後7時前でした。松岡議員が直接係わっていないというものもありましたが、ほとんどに係わっていることが明かになりました。

 よくもまあ、ここまでやりたい放題、言いたい放題やってきたなーというのが、率直な感想です。でも、これは、全部市民の貴重な税金です。不当要求をする議員本人が一番悪いのは、当然ですが、なぜここまでやりたい放題できたのかということです。職員も被害者かも知れませんが、結局職員が、まあ幹部が、それも上の方の幹部が言いなりだったということでしょうか。議員もなぜチェックできなかったのかと言われれば、それまでですが。

 学校の相撲場にしても、台風で屋根が飛んで改修の要望がありました。改修自体を否定するものではありませんが、なぜ神明造りになるのか。学校のグランドに、神明造りの屋根がふさわしいのか。政教分離の観点からも、問題だと誰も考えなかったのか。トイレの整備にしても、私も地域の公園に、地域要望としてトイレの整備を要望し、設置してもらいました。でも、松岡議員の場合は、元々松原神社の古いトイレを税金で解体し、神社の土地を姫路市の公園(無償)にして、ミニ神社のようなトイレを税金で設置させています。「憲法違反ではないか」との指摘もありましたが、私もそう思います。橋が老朽化して危ないのは、わかりますが、なぜ烏帽子の赤い欄干が必要なのでしょうか。新恋の浜橋も、ステキな名前ですが、なぜここに橋が必要だったのか。松岡議員に言われれば、職員は思考能力が働かなくなるのか。それだけ、恐ろしかったのか。高馬副市長が責任を取って辞められましたが、それで問題が解決したのか。松岡議員が辞めたら、(辞めるとは思わないが)それで解決するのか。第2、第3の松岡が出てきたらどうするのか。

 やっぱり、組織としての姫路市役所、そして、職員一人一人の資質、とりわけ上級幹部職員の資質が問われていると思います。市長の責任もあると思います。

 

 

生理の貧困

20210409_14570320210409_145007コロナ禍で「生理の貧困」が可視化され、問題になっています。これは、日本だけでなく世界的にも問題になっており、イギリスやニュージーランド、フランスでも必要な人たちへの無償配布が国レベルで行われています。日本でも、ようやく、各自治体で災害時の備蓄品としての生理用品の無償配布が広がっています。姫路市でも、今日から本庁1階、各支所、出張所等での無償提供が行われています。必要な方は、窓口まで受け取りに行ってください。

 不当要求問題など姫路市の悪いニュースが続く中、深刻な問題ではありますが、姫路市の優しい対応に胸がホッとする行われ思いです。

議員の不当要求問題

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20210302_153318 議員の不当要求問題で、百条委員会は、松岡議員の「議員倫理条例」及び「職員倫理条例」違反を認定し、議員辞職勧告決議を決定されるよう議会運営委員会で速やかに検討されたい、結論付けました。その結果、今議会冒頭の2月22日、全議員賛成で松岡議員への辞職勧告決議を可決しました。その後、代表質問や個人質問でも、この不当要求問題は取り上げられ、私も「行政への不当要求行為には、毅然とした対応を」と質問を行いました。さらに、各常任委員会でも、この問題の追求が行われました。

  文教・子育て委員会でも、白浜小学校の伊勢神宮のような神明造りの相撲場のことが問題になりました。この相撲場は、元々は、台風で屋根が飛ばされたのと、体育館の移転・新築もあり、新たに整備されることになっていました。当初予算は、2,500万円だったものが2.5倍の6,250万円に膨れ上がりました。各委員の追求で教育長は、「贅沢なものになってしまった」、教育次長は、「適切ではなかった」ということになり、18日の午後高馬副市長の出席を求め、委員会が再開されました。この中で、高馬副市長は、地元議員からの要望であること、また、「機嫌を損なうと市場事業に影響が出る印象があった」と答弁しました。そして、この事業費を捻出するため、他の教育予算が削られたことになります。「そうしたことに対するため責任はどうとるのか」と、苦瓜議員が質問したところ、突然「職を辞して、おわびを申し上げたい」と答弁しました。余りにも突然のことで、委員会室は、一瞬静寂となりました。私も、傍聴をしていましたが、まるでドラマを見ているような感じでした。

 浜手緑地公園の豪華な遊具、東部せき水苑の利用目的外のグランド、新市場へのアクセス道路となる「東ルート」の問題、全て新市場の白浜への移転に伴う、松岡議員と地元連合自治会からの不当要求が根っこにあります。2015年9月議会で、新市場が白浜にある出光跡地に移転・整備されることが正式に決まりました。連合自治会は、早速10月1日付けで姫路市市長に対して、道路の整備、浜手緑地公園の再整備、市と自治会との市場委員会の設置を求める要望書が提出されていますが、全てがそこから始まっています。

 副市長は、「松岡議員からの圧力もあり、地域への配慮が一線を越えてしまった」と言っています。副市長は、松岡議員の圧力、全般的にそう感じることが多かった、地元を代表して窓口になっているということを言っていた、地元に負担がかかるのでしないといけないと思った、市場の職員も困っているのでとも言われていました。松岡議員は、どんな圧力のかけ方をしたのでしょうか。職員の防波堤になりながら、言われるままになっていったのでしょうか。肝心の松岡議員が居座り、高馬副市長が辞職することになってしまいました。新市場の白浜移転でどれだけの職員が泣いていることか。それほどまでにして、白浜へ移転しなければならないのか。莫大な土壌汚染対策も行い、新市場の起工式も行われ、もう後には退くことはできないと思いますが、大きな犠牲が出ています。

アクリエひめじの内覧会

20210318_10115920210318_10360220210318_104758 18日、アクリエひめじの議員対象の内覧会がありました。朝は冷えていましたが、青空が広がり、お披露目にふさわしい天気の中、暗いニュースが多い姫路の中で嬉しい、明るい話題です。既に、竣工式がすみ、9月に開館となっています。その後オープニングイベントが予定されていますが、ウイーン・フイルの演奏が楽しみです。コロナで楽団員の方々が来日出きるか心配ですが、海外に行けない今、ぜひ聴きたいものです。 

 ホールの壁も全てレンガがはめ込まれています。日本では、このアクリエひめじが初めての試みとしての工法とのことです。どんな音の響きになるのか、楽しみです。カフェスペースは、見学しませんでしたがこれも楽しみの一つです。近かったら、散歩コースにピッタリです。

フジコ・ヘミング

20210321_14415520210314_140457 先週の日曜日、加古川市民会館で行われた、フジコ・ヘミング&古澤巌のコンサートに行って来ました。もう、フジコ・ヘミングのピアノは生で聴くことはないと思っていましたが、その機会を得ることができました。フジコ・ヘミングがメディアに登場するようになった20年ぐらい前に、姫路の文化センターで演奏された時以来です。FMラジオの宣伝で、加古川に来ることを知り、ビックリして、急いでチケット購入の手続きをしました。

 当日は、ほぼ満席。おいくつになるのだろうと思ったら、何と88歳。歩くのには、杖がいるようですが、声はとても張りのある若々しいのには、驚きました。もちろん、ピアノを演奏し始めたならば、とても88とは思えません。私は、専門家ではありませんが、指の動きは凄いです。当然と言えば当然のことですが。感動的でした。一つ残念なことは、前日朝まで眠れなくて、プログラムが変わり、ラ・カンパネラが聴くことが出来なかったことです。でも、ピアノの余韻に浸りながら帰りました。88歳になっても現役で演奏する、そのエネルギー、その姿勢にも感動です。正に、魂の響きです。

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