憲法守り、女性も障がい者も輝く社会に!
先月、厚生委員会の視察で山形市へ行ってきました。視察の目的は、「我が事・丸ごと地域づくり支援事業」についての取組みです。素晴らしいと思ったのは、市役所の相談支援課の中の福祉まるごと支援係と社会福祉協議会の職員同士が連携をとって、地域の高齢者支援や困りごとに対応していることです。姫路ではどうでしょうか?市の職員と社協の職員が一緒に対応するということはあるのでしょうか?
山形市到着日に自由時間があったので、近くの、それでも15分ぐらいは歩いたでしょうか。美術館へ行ってきました。何をしているかわからないまま行ったのですが、漫画家ますむら ひろしさんの特別展が開催されていました。どこかで見たことある絵だなぁと思っていたら、何と赤旗日曜版で連載されている、宮沢賢治の銀河鉄道の挿し絵を描いているのがますむらさんです。
ますむらさんは、米沢市のご出身ということもあって、銀河鉄道の挿し絵を描いているようです。こんなレアな特別展を観ることができ、ラッキーでした。赤旗日曜版の連載が楽しみです。
県立高校の統廃合と併せて、姫路市立3高校の統廃合が大きな問題となっていました。3高校の在り方審議会が設置され、「3高校を統廃合し、新設も視野に」と答申が出されていました。そして、今年度中に結論を出すとしていましたが、8日の本会議質問の中で、中央卸売跡地の活用についての質問に対して、市長が突然、「市立高校の統合校を新設する」と答弁しました。
これまでも、そのような活用を求める声もありましたが、あまりにも唐突でビックリしました。何よりも、結論は今年度中にということでしたので、もっと丁寧な議論が必要だったのではないのかと思います。
私たち共産党議員団は、その前日に、飾磨、琴ヶ丘、姫路の3市立高校を訪問し、校長先生方と懇談をしました。どの高校も特色を出すために、熱心に取り組まれている様子を伺うことができました。それぞれ、歴史と伝統があり、それを生かしていきたいとも言われていました。
こんなに、早く結論を出していいのでしょうか?もっと丁寧な議論が必要です!少子化、老朽化はわかりますが、生徒や保護者、市民への説明責任、丁寧な議論が必要です!
先日、年金者組合の方々が介護保険の不服審査請求を行い、その後介護保険課と懇談を持ちました。不服審査請求は、姫路市を通じて兵庫県に対して行うものです。
年金は、この6月分の受け取りから減額がされています。保険料が上がり、コロナ禍等アベノミクスの失敗により物価高騰が続いています。年金が減額され、食料品や電気料金等の相次ぐ値上げ、サラリーマンも給料が上がらずたいへんですが、年金生活者もたいへんです。介護保険料の負担が重くなっており、なんとかしてほしいというのは、切実な願いです。
介護保険料は、自治体ごと高い低いはありますが、仕組みとして必要な財源の半分は高齢者が負担しているので、利用者が増えれば増えるほど高齢者の負担が増えることになります。現在、国は全体の25%を負担していますが、これを引きげる必要があると思います。
軍事費引き上げではなく、こうした介護保険料や国民健康保険料などの国庫負担をもっと増額すべきと考えます。
長崎市の平和式典で田上市長が行った「長崎平和宣言」は、とても格調高く素晴らしい宣言でした。
核兵器によって国を守ろうという考え方の下で、核兵器に依存する国が増え、世界はますます危険になっています。持っていても使われることはないだろうというのは、幻想であり期待に過ぎません。…日本政府と国会議員に訴えます。戦争をしないと決意した憲法をもつ国として、国際社会の中で、平時から平和外交を展開するリーダーシップを発揮してください。…唯一の戦争被爆国として、核兵器禁止条約にに署名、批准し、核兵器のない世界を実現する推進力となることを求めます。
被爆者代表の宮田隆さんの「平和への誓い」も、82歳とは思えない程の熱い訴えでした。
核共有論は、「力には力」の旧来の核依存思考であり、断じて反対です。今や核は抑止にあらず。今こそ日本は、核の傘からの価値観を転換し、平和国家の構築に全力を挙げるべきです。…そして、日本政府は核兵器禁止条約に署名・批准してください。
いったい、岸田首相はお二人の訴えをどのような思いで、聞いていたのか。どう思ったのか知りたいところです。長崎の平和式典でも、岸田首相は「核兵器禁止条約」について、一言も触れることはありませんでした。内閣改造が行われましたが、コロナの第7波、物価高騰、旧統一協会の問題などなど、この国をどうしようとしているのか?