憲法守り、女性も障がい者も輝く社会に!
21日は、共産党議員団として、市内視察を行いました。いつもでしたら、この時期は、委員会等の視察がある時期ではありますが、コロナ禍のため昨年から取り止めになったままです。そのため、議員団として、市の施策を確認、学ぶことを目的に、林田チャレンジ農園、アクリエひめじ、平和資料館、ぷち た ぷちの4ヵ所を回りました。
チャレンジ農園では、実際、農業就労を目指している方ともお話しを聞くことができました。農業をしようとしても、ノウハウや立ち上げ費用の問題などがありますが、こうしたチャレンジの場があると、「先ずは、やってみよう」と取組やすいとのことでした。
アクリエひめじでは、名誉市民を受賞された、故高田賢三さんの業績を偲ぶ展示会を見学しました。多くの方が足を運ばれていました。コロナに感染しなければ、まだまだお元気でご活躍されたと思うと、とても残念です。こうした展示会を通して、多くの方々にアクリエひめじを知ってもらうことは、意義のあることだとも感じました。
平和資料館は、何回も行っていますが、説明を聞きながら、こんなにじっくり見たのは、初めてでした。改めて、平和資料館の素晴らしさ、意義、そして平和の尊さを感じました。もっともっと、多くの人、子どもたちに見てほしいと強く感じました。
最後の、ぷち た ぷちは、フランス語で、ぼちぼちという意味とのことですが、ひきこもりの人たちの居場所です。姫路市の新年度の新規事業として、民間に委託しています。これまでは、「ひきこもり支援イコール就労支援」というところがありましたが、何もしなくてもいい、単に居場所を提供して支援をしていくというところです。ひきこもりは、社会的課題となっていますが、本当に支援は難しいと思います。でも、このように、今までとは違った形で第1歩が踏み出されたのは、良かったです。また、まだまだ周知が必要です。必要な人に、どう情報を届けて行くかが課題です。
先進事例の視察も大事ですが、足元の視察も大事です。
昨日、夢前公民館で行われているコロナの集団ワクチン接種を受けてきました。初めてのことであり、普段行き慣れない夢前ということもあり、ちょっと緊張しましたが、無事済みました。接種の時は、インフルエンザのワクチンと変わりませんが、翌日の今日は、痛みがあり、腕を真っ直ぐ上げることができません。後は、熱や怠さもなく元気です。
夢前公民館は、北部事務所と同じ敷地にあります。駐車場スペースもたくさんあるので、私はスムーズに駐車できましたが、帰る時には一般道路に長蛇の列となっていました。行くと、外のテントの下で多くの人が座っていました。係りの人が、時間順に「2時からの人はこっちに座ってください」と壁に沿って座り、次に受け付け、体温チェックです。ここまでは、外でしますので、昨日の雨の日はたいへんだったと思います。この梅雨の時期は、厳しい感じです。靴を脱いで袋に入れて、また、椅子に座り、職員が名前を確認します。それが済むと、医師が座っている所まで移動し、問診票に沿って確認が行われます。また、移動して待ちます。今度は、いよいよワクチン接種の部屋に移動しますが、男性8人、女性8人が仕切りを境にそれぞれ1列に並びます。また、医師が回ってきて「アルコールのアレルギーはありませんか」と確認します。そして、看護師が注射針の並べたワゴンを押しながら、順番に針を射していきます。注射は、あっという間に終わりました。また、移動して、2回目の確認をして、隣の部屋で接種後の注意をまとめたDVDを見ながら15分待ちます。はい、これで終了です。
手際よく考えられていますが、歩きにくい方はたいへんです。私のグループの中に、手押し車の方がいて、息子さんが付き添いでいましたが、会場に車椅子があればもっと移動しやすかったのではないでしょうか。何回も、何回も移動するので足の悪い方はたいへんです。
交通整理の方、一般職員、医療スタッフのみなさん、お世話になりました。一日も早く、安全で迅速なワクチン接種ができたらと思います。ただ、予約の電話が繋がり難いのが問題です。20回線から60回線に増強するとしていますが、ネット予約ができない高齢者はたいへんです。ゆっくり構えている人はいいのですが、政府やマスコミが7月末、7月末と騒ぎ立てるので、不安に思っている人もたくさんいます。改善するべきは改善できるように、声を上げていきたいと思います。
6月3日から、議会が始まります。そのため、今、質問原稿を書いています。今回も、「不当要求には毅然とした対応を」について取り上げます。不当要求に関する特別委員会もありますが、調べれば調べる程、なぜこんなことができてしまうのか、驚きと怒りで一杯になってきます。白浜小学校の相撲場は、移転等も含めた総事業費は約7千万円にもなります。金額も問題ですが、誰も神明造の屋根が公立小学校の校庭に相応しいものなのか、異議や疑問に思う職員はいなかったのでしょうか。憲法のことを考える職員は、いなかったのでしょうか。
粟生の松原公園整備は、市場の白浜移転整備が決まる前の事業です。市道の残地1,340平方メートル(1987年緑と市民の憩いの場)と松原神社からの僅か160平方メートルの無償借地で、公園として整備しています。その際に、160平方メートルの土地に元々あった神社のトイレを姫路市が3,000万円以上かけて、解体撤去・新築工事を行っています。僅か160平方メートルを無償で借りて、なぜ3,000万円以上もかけて、姫路市がトイレを整備しなければならないのでしょうか。ただより高いものは、ありません❗
そして、その一方で白浜小学校の約8分の1の敷地を松原神社から借りています。明治5年から借りています。ただではありません。現在は、年間500万円払っています。一体、姫路市は松原神社に、いくら借地料を払っているのでしょうか。記録が残る1991年から、総額88,492,568円支払っています。契約に基づくものなので、不当とは言いませんが、何かしっくりいきません。なぜ、こんなことが永遠と行われているのでしょうか?
とにかく白浜地域には、不可解なことがいっぱいあります。説明と責任の所在を明らかにしていきたいと思います。
第2回目の不当要求議員が係わる事業の真相を究明する特別委員会が開催されました。これまで明かになった、白浜小学校の相撲場や東部析水苑のグランド整備等に加えて、新恋の浜橋の新設、蜆橋の改修整備、粟生の松原公園のトイレ、白浜西山公園のトイレなど16項目について、関係当局から資料に基づき、説明を受けました。今日は、原則説明を受け、次回に向けての資料請求に限定されての委員会でしたが、全ての項目が終わったのは午後7時前でした。松岡議員が直接係わっていないというものもありましたが、ほとんどに係わっていることが明かになりました。
よくもまあ、ここまでやりたい放題、言いたい放題やってきたなーというのが、率直な感想です。でも、これは、全部市民の貴重な税金です。不当要求をする議員本人が一番悪いのは、当然ですが、なぜここまでやりたい放題できたのかということです。職員も被害者かも知れませんが、結局職員が、まあ幹部が、それも上の方の幹部が言いなりだったということでしょうか。議員もなぜチェックできなかったのかと言われれば、それまでですが。
学校の相撲場にしても、台風で屋根が飛んで改修の要望がありました。改修自体を否定するものではありませんが、なぜ神明造りになるのか。学校のグランドに、神明造りの屋根がふさわしいのか。政教分離の観点からも、問題だと誰も考えなかったのか。トイレの整備にしても、私も地域の公園に、地域要望としてトイレの整備を要望し、設置してもらいました。でも、松岡議員の場合は、元々松原神社の古いトイレを税金で解体し、神社の土地を姫路市の公園(無償)にして、ミニ神社のようなトイレを税金で設置させています。「憲法違反ではないか」との指摘もありましたが、私もそう思います。橋が老朽化して危ないのは、わかりますが、なぜ烏帽子の赤い欄干が必要なのでしょうか。新恋の浜橋も、ステキな名前ですが、なぜここに橋が必要だったのか。松岡議員に言われれば、職員は思考能力が働かなくなるのか。それだけ、恐ろしかったのか。高馬副市長が責任を取って辞められましたが、それで問題が解決したのか。松岡議員が辞めたら、(辞めるとは思わないが)それで解決するのか。第2、第3の松岡が出てきたらどうするのか。
やっぱり、組織としての姫路市役所、そして、職員一人一人の資質、とりわけ上級幹部職員の資質が問われていると思います。市長の責任もあると思います。