憲法守り、女性も障がい者も輝く社会に!
毎年恒例となっている、予算要望のための「要望をまとめる会」が行われました。毎年この時期に開催するので、去年も台風のことを心配しながら開催したことを思い出しますが、今年も無事開催できて良かったです。
毎年様々な要望が出されますが、どれも切実です。そして、お互いの要望を聞きながら障害の違いによって要望にも違いがあることを改めて知り、互いの認識が深まるように思います。私にとっても、勉強の場となっています。
例えば、大手前通りの歩道は斜めになっており車椅子が真っ直ぐ進むことができないとか、御幸通りには点字ブロックがないとか。自分が障害者問題に関わっていながらに言われるまでわかりませんでした。また、姫路市の冷たい福祉についても厳しい声が上がっていました。
今日出された要望をまとめ、予算要望懇談会に活かしていきたいと思います。
どの世論調査でも、十分な説明がされていない、今国会で成立させるべきでないが過半数を占め、多くの憲法学者や弁護士が「違憲」と言っているにもかかわらず、自民・公明の安倍内閣は、安保関連法案を特別委員会において強行採決しました。民主主義を踏みにじるやり方は、断じて許しません。
戦争する国づくりストップはりま共同センター主催の抗議行動を行いました。今、民法では国会前での抗議行動の様子を報じています。雨の中若者を中心に4時間余り抗議を続けているとのことです。明日は、衆議院本会議での強行採決が予想されますが、最後の最後まであきらめずに声を上げていきましょう。
昨日の神戸新聞において、哲学者の西田修氏は「安倍政権という危機」と題して、権力者が「公」を私物化と書いていました。一部を紹介します。
何が正しいかを決めるのは権力者で、学者や世論ではないというのだ。これを規範の乗っ取り、私物化と言わずして何と言えばいいのか。……戦争ができる体制づくりに血道を上げる。そのような勢力が政権の座についてしまった。そこに、いまの日本のほんとうの危機がある。
正に、その通りではないでしょうか。
7月4日の土曜日からもう何日も過ぎたような気がします。土曜日の夜、お風呂から上がり寝る用意をしていると電話が鳴りました。「こんな遅い時間に、もしや」と思ったら、やはり長野の母から父が息を引き取ったとの、知らせでした。ある程度は覚悟はしていましたが、ついにその時が来ました。
月曜日から議員団の視察が予定されていましたので、旅行支度は半分できていましたが、急いで喪服等を入れ、長野に行く準備をしました。翌日曜日の朝、車で9時前に姫路を出発し、途中休憩をとりながら実家に着いたのが午後4時前でした。
父は89歳でしたので、年には不足はありませんが、やはり今度長野に行ってももう父はいないと思ったら、寂しいです。それでも、5月の末に入院したと聞いて、6月議会の質問と委員会終了後、顔を見に帰っていたので良かったと思いました。父は学生の頃は柔道をし、社会人になってからはスキー、テニスとスポーツマンでもありましたが、田舎のおじさんとしては、おしゃれだったと思います。
また、予科練、つまり海軍飛行予科練習生で琵琶湖の近くで訓練を受けていたようなことを聞いた記憶があります。戦争がもう少し長引いていたら、特攻隊として出撃していたかも知れませんし、戦死していたかも知れません。そうであれば、私もこの世に生を受けていなかったかもしれません。
もし、後悔することがあるとしたら、もっとその予科練の話を詳しく聴いておけば良かったと思います。お父さん、長い間お疲れさまでした。ありがとうございました。