憲法守り、女性も障がい者も輝く社会に!
宮本先生の著書「自治・平和・環境」の中で、都市政策に科学が必要だとして理論と実践を総合した市政をすすめたのは、大阪市長だった関一であり、彼は労働者の住宅、生活環境・福祉の充実が必要として都市社会政策を提唱したとのことです。その目標を示したのが都市格であり、①文化のストック ②景観の文化性 ③発信する情報の三点。
都市格のあるまちとして、誰もが認めるであろう2つの都市、それがボローニャと金沢だそうです。ローマは行ったことがありますが、残念ながらボローニャは行ったことがありません。9月にはお城でボローニャ歌劇団によるオペラが上演されることのなっていますが。
金沢は、戦災にあわず自然環境と歴史的町並みの景観が豊かでヨーロッパ型コンパクト・シテイであったこと。自立型産業ネットワークによって、伝統的な工芸と観光業が結合し、さらに研究・教育機関と産業の連関をつくった。大企業はなくとも地元に本社機能があり、社会的余剰が地元で配分されるために、教育・文化・福祉の水準が高くなったということです。
姫路も城下町ですが、似ているようで非なるものです。姫路も和菓子屋さんは多い方ですが、金沢にはかないません。私も初めて和菓子づくりを体験しました。夜は、東山の町屋で食事を頂き、金沢を満喫しました。
今年の自治体学校は、金沢。北陸新幹線が開通した金沢は、姫路よりも遥かに観光客も多く活気がありました。1日目は、全体会です。現在、大阪市立大学名誉教授・滋賀大学名誉教授の宮本憲一氏が「地方自治の危機と地方再生への道ー憲法と沖縄問題から考える」と題して、記念講演が行われました。85歳とは思えない力強い声と内容でした。
この宮本先生は、「内発的発展」を提唱し、その代表的な自治体として金沢を挙げていました。その「内発的発展」を学ぶために、私は「創造都市金沢の内発的発展を学ぶ」という現地視察の分科会に参加しました。従業員僅か49人の集塵装置、リサイクル装置等のメーカーの明和工業。もろみ蔵ー醤油の5大産地の1つである大野地区で蔵を活かしたギャラリーやアンテナショップで地域の活性化を図る。石川県立伝統工芸館、観光物産館、加賀友禅伝統産業会館館など金沢のものづくりや伝統工芸を活かしたまちづくりについて学びました。
詳しくは、またご報告したいと思います。
7月15日は、党創立93周年を迎えました。この日に記念講演を行う予定でしたが、戦争法案の強行採決が想定されたための18日に延期されました。志位委員長の記念講演に先だって、今や有名人となった憲法学者の小林節さんと作家で僧侶の瀬戸内寂聴さんからのビデオメッセージがありました。
小林節さんも瀬戸内寂聴さんもどちらも口を揃えて、「共産党はぶれないのがいい。今、一番頼りになる。」と言われました。とてもうれしい評価です。また、瀬戸内寂聴さんも93歳です。
志位委員長は記念講演の最後に、「日本共産党の93年の歴史に思いをはせ、歴史の進歩への大局的確信を持つことが大切です。」と言いました。力強く確信に満ちた記念講演でした。
日本共産党安室後援会のみなさんと月一回の田寺コープ前宣伝です。今回はもちろん、「戦争法案の廃案を、強行採決の糾弾」です。ビラを配りながら署名のお願いを呼び掛けました。多くの方が足を止め署名に協力していただきましたが、やはり年配の方が多いです。子ども連れていると署名はしにくいかもしれませんが、あなたのお子さんたちの問題ですよー。国会の周辺では学生や若い人たちも声を上げていますが、この姫路ではまだまだですね。
午後1時からは、全国に呼応するかたちで「アベ政治を許さない」のプラスターを掲げ抗議行動を行いました。この行動は、作家の澤地久枝さんや落合恵子さんたちが呼び掛けたもので、全国の駅頭や街頭で行われ、俳人の金子とうたさんが書いたメッセージをコピーしたものです。神戸新聞によりますと全国90ヵ所以上で同時行動が行われたようです。安倍内閣の支持率も急落しています。当然のことです。戦争法案が廃案になるまでがんばります。