憲法守り、女性も障がい者も輝く社会に!
この4月から、「姫路市パートナーシップ宣誓制度」がスタートします。この制度は、LGBTなど性的少数者のカップルを婚姻に相当する関係として、自治体が公認する制度です。これによって、市営住宅への入居が可能となります。また、病院での病状説明や保証人など配偶者と同じ扱いになるように、医師会に協力を求めていくとしています。
多様性を認め合い、誰もが尊重されるジェンダー平等社会の実現に向けた大きな1歩だと思っています。私は、2020年第1回定例議会の代表質問において、初めて「パートナーシップ条例・制度の制定を」と、取り上げました。それから、2年経過しましたが、こうして実現できたことは、本当に喜ばしいことです。関係職員のみなさんにも、感謝します。
その一方で、パブリックコメントでは、「家庭のあり方を覆す」とか、「税金を投じて必要なのか」「子や孫の結婚観」に影響するなど否定的な意見が数件あったのは、非常に残念なことでした。「とても良い制度」「本人たちが幸せになれるよう応援します」というような意見もありましたが、今後の市民への啓発が大事です。しんぶん赤旗の報道によりますと、「パートナーシップ制度」の広がりで、4月から導入予定を含めると、制度のある自治体に住む人は総人口の5割を超えるとのことです。
今後は、国の法改正が課題になって来ると思います。誰もが尊重され、住みやすい街にしていくためにも、あらゆる分野でのジェンダー平等が求められています。新年度は、姫路市男女共同参画プランの見直しも予定されています。引き続き、声を上げていきたいと思っています。
遂に、ロシアが24日ウクライナの東部地域に軍隊を侵入させ、ウクライナ各地の軍事施設に攻撃を始めました。首都キエフにも軍事侵攻を行っています。一般市民や 民間施設にも、多くの多くの犠牲が出ています。これは、ウクライナの主権と領土を侵し、国連憲章、国際法踏みにじる、まぎれもない侵略行為です。志位委員長は、断固糾弾すると共に、国際社会がロシアの侵略反対の一致点で団結し、侵略をやめさせることを呼びかける、との訴えを発表しました。
テレビの映像からは、避難する多くの人々が写し出されていました。家の防空壕に避難した女の子は、「死にたくない」「戦争は、嫌い」と訴えていました。その様子が忘れられません。これまでの、人類の英知はどこへ行ってしまったのでしょうか?本当に悲しいことです。あの女の子は、どうなったでしょうか?
我が家の垂れ梅が咲き始めました。改めて、平和の尊さを噛み締めています。でも、日本もどうなるかわかりません。岸田政権の憲法改悪の危険な動きが、始まっています。
21日から、2022年第1回定例議会が開催されています。昨日は、冒頭に継続審査となっていた、令和2年度姫路市一般会計決算と令和2年度姫路市下水道事業会計決算についての採択が行われました。この2つの議案がなぜ継続審査になっていたかというと、松岡議員の不当要求に屈して、白浜小学校の相撲場を行ったり、東部析水苑のグランド整備に伴うトイレ整備等が行われていたからです。
この度、ようやく姫路市が設置した専門家による、「姫路市議会議員による不当要求事案に関する報告書」が公開されました。市長は、この報告書に基づき、2度とこのような不祥事を起こさないよう取り組んでいくと、表明しましたが、不当要求に屈し、公正・公平な予算執行が行われなかった昨年度の一般会計決算と下水道事業会計決算は、認定することはできません。そのため、反対討論を行いました。他にも、住民福祉の増進を図る決算になっていないこと。行財政改革の名のもとに職員数を削減してきたことなども指摘しました。
しかし、何より問題なのは、不当要求を行う松岡議員が一番悪いのですが、それ毅然と出来なかった職員の倫理低下の問題。その背景には、市長、副市長、局長の上級幹部職員が、その職責を十分に果していないところに、最大の問題があります。昨日の、市長の所信表明においても、不当要求問題について一言も触れられなかったのは、大問題です。