憲法守り、女性も障がい者も輝く社会に!
みなさん、明けましておめでとうございます。2020年がスタートしました。心新たに、今年も自分らしく、歩いていきたいと思っています。神戸新聞の正平調は、「終戦から75年という節目の年を迎えた。やわらかくてよく伸びるお餅は、かめばかむほど平和の味がする。」と結んでいます。
そして、しんぶん赤旗の主張は、「新しい政治をともに開く年に」と題して、野党間で築いてきた政権合意として、以下のことを揚げています。
①憲法にもとづき、立憲主義、民主主義、平和主義を回復する ②格差をただし、暮らし・家計応援第一の政治にきりかえる ③多様性を大切にし、個人の尊厳を尊重する政治を築く 「今こそ力を合わせて野党連合政権に向けた取り組みを広げましょう」と呼びかけています。
今年は、解散総選挙が行われるかもしれません。市民と野党の共闘で、安倍政権を退陣に追い込むために私も力を尽くしていきたいと思います。今年も忙しくなりそうですが、健康に気を付け、また、楽しいこともしながら、がんばりたいと思います。
パナソニック株式会社は、11月21日、子会社であるパナソニック液晶デイスプレイ株式会社において、2021年を目途に液晶パネルの生産を終了すると発表しました。これは、姫路市妻鹿にある、パナソニック姫路工場のことであり、県、市合わせて約150億円もの税金が投入されています。そのため、11月27日に、私たち共産党市会議員団として、市長に対して以下のことを申し入れました。
1 生産継続に向けた再検討を促すこと 2 地域経済への影響について調査し、公表すること 3 非正規労働者を含めたすべての労働者の希望に沿った雇用を確保するよう強く要請すること 4 市としても、雇用確保をはじめ、労働者の生活を守るため必要な対策を講じること 5 同社へ支給した補助金を全額返還させること
6 大企業向けの企業立地補助を廃止し、企業立地促進条例を見直すこと 7 中小企業への支援、正規雇用を促進する中長期支援策の創設などを重視し、「大企業呼び込み型」は見直すこと
この問題につきましては、引き続き注視し、労働者の雇用確保や地域経済を守るために、声を上げていきたいと思います。
11月27日から、議会が開催されており、明日から個人質問が始まります。私は、9日の2番目で、10時45分ぐらいからではないかと思っています。質問事項は、以下の通りです。
1 姫路市立小中学校適正規模・適正配置基本法方針(素案)で子どもの教育を受ける権利は保証されるのか
① なぜ複式学級は解消されなければならないのか ② 本当に財政上の問題を重視していないのか ③ 「小規模特認校制度」を選択肢に加えた理由は
④ 少人数学級の実現を
2 教職員の人権意識の向上を
① 教職員のパワハラや暴言問題が起きる背景は ② 子どもへのパワハラや暴言はないのか ③ 教職員の人権意識の向上をどう図っていくのか
3 (仮称)姫路市子ども・子育て支援事業計画(中間とりまとめ案)について
① 妊娠期面接事業の充実を ② 市立幼稚園における教育・保育の提供体制の充実を ③ 子どもの貧困対策について
4 自治体のAI化で住民サービスは向上するのか
① 「姫路市AIチャットボット」の導入を決めた理由と経緯について ② 姫路市官民データ・活用推進計画の内容について ③ オープンデータ・カタログサイトの構想について ④ 行政情報分析基盤を活用した政策立案について ⑤ AI等の最先端技術の今後の活用計画について
一問一答方式で、片道25分の持ち時間ですが、市民の代弁者として、頑張りたいと思います。
革新懇全国交流会が19日20日と神戸で開催されました。この交流会も私にとっては、初めての参加で、とても刺激的で勉強になりました。開会のあいさつは、翻訳家であり代表世話人の池田香代子さん。「世界がもし100人の村だったら」を書いた人でもあります。連帯のあいさつは、憲法学者の小林節さん、首都圏反原発連合のミサオ・レッドウルフさんなど、新聞等でお目にかかる人ばかり。特別発言の岡野八代さん(同志社大学教授)のメッセージと志位委員長の発言も素晴らしかったです。
岡野八代さんは、「安倍政権は、女性活躍と言いながらシングル家庭の貧困はそのまま。ジェンダーに敏感な社会をつくろうとすることは、安倍政権を倒すことになる」とメッセージの中で言われていました。みんな、安倍政権を本気で倒そうとしている思いが、ビンビンと伝わってきました。
山形、岩手、埼玉など参議院選挙で自民公明を破り野党統一候補で勝利した地域での、革新懇運動の報告を聞いていると、本当に市民と野党の共闘や野党共闘が前進していることを強く感じました。その一方で、兵庫県や姫路では、そうした動きがなかなか感じ取ることはできません。
しかし、翌日の分散会では「革新懇の運動は、中央が決めて、それでみんなが動くというものではない。それぞれの地域で考えて、行動する」ということが強調されました。前進しているところ、新たな模索が始まっているところ、それぞれの地域で頑張っている経験をお聴きしました。
日本共産党は、今、野党連合政権構想を発表し、れいわ新撰組や社民党と合意が図られています。不断の努力と連帯で日本の民主主義を守っていかなければなりません。
去る11月18日には、姫路市文化センターにおいて、第15回地域人権問題全国研究集会が開催され、私は初めて参加しました。小ホールでの開催でしたが、会場は立ち見が出るほどでした。記念講演は、「安倍改憲とメディア~市民はなにができるか」と題して、武蔵大学教授で元NHKプロデューサーの永田浩三氏がお話をされました。今、本当に日本のメディアは腐りきっています。私たちになにができるか。永田氏は、「不断の努力が必要ですし、それ以外にありません。」と言い切っています。
核兵器禁止条約の批准は、7月時点で23ヵ国。被爆者自身が、被爆の実相と意味について問い続けた。戦争は許されない。9条の大切さを訴える。東アジアの平和のイニシャチブを日本がとる。歴史の歯車は民衆が主人公となって回す。そのために健全なジャーナリズムを育て、連帯し、健全な民主主義をつくりだす。
こんなに、スッカットする講演は、久しぶりです。八鹿高校事件についても、断片的には知ったつもりでいましたが、系統立てて、事実に基づきお話を聴くのは、初めてでした。如何に解放同盟が横暴で、それに県政も含め、県警、教育委員会、学校が屈服していたのか、改めて認識しました。そして、教職員、生徒、地域住民の連帯の勝利です。
ここで学んだことを生かして、姫路市の人権行政、人権教育の課題について、考えていきたいと思いました。