憲法守り、女性も障がい者も輝く社会に!
先日、高教組や女性団体の方々と公立高校の再編問題についての懇談会を行いました。県教育委員会は、2025年度と2028年度の2段階で、県内の全日制県立高校125校の内、28校を選んで13校にする計画を発表しています。ここ中播磨は、9校を対象に選んで、4校に再編するという、とんでもない内容となっています。
その上、姫路市立の3高校は、「1校に集約することや新設も視野に」とこちらも再編の方向を明らかにしています。いくら少子化とはいえ、子どもたちの学ぶ権利の保障はどうなるのか、とても心配です。
バイデン米大統領には、軍事増強を約束しても、教育にはお金をかけようとしない国に、未来はありません。今でも日本の教育費OECD加盟国の中で最下位です。今後、現場の先生や保護者、住民のみなさんと、子どもたちのためにどうしたらいいか、一緒に真剣に考えていきたいと思っています。
3年ぶりに、長野西高同協会関西支部の総会と懇親会が大阪でありました。大阪に行くのも、長野西高のOGのみなさんにもお会いするのは、本当久し振りで楽しみにしていました。結婚して姫路に来て、もう40年以上が経過して、長野で生活した倍以上の年月が過ぎました。結婚した当初も今も、回りには長野出身者はほとんどいません。ましてや、同じ高校出身者などいるはずもないと思っていました。
ところが、十数年前に「長野西高等学校同協会 関西支部」の入会案内が届きビックリするやらうれしいやら。私と同じように縁あって、関西に来ている人がそれなりにいるということです。そして、この度わかったのですが、この関西支部は、昭和15年に設立されており、私が生まれる前からあったことも解り、ビックリしているところです。また、姫路に同学年の方もおり、交流もしていましたが、今回3学年下の方もいらっしゃることが解り、初めてお会いすることができました。
コロナがまだまだ心配される中ではありましたが、上は91歳の方から19人集まることができました。長野からは、会長さんも駆け付けて頂き、故郷の話や高校時代の話しに花が咲きました。私よりご高齢の方が多く、元気をもらいました。みなさん、長野出身、長野西高に通われたことを誇りに思いながら、それぞれの道で一生懸命生きてきた方ばかりです。私もまだまだがんばろうと勇気をもらいました。
記念に、会長さんが持参された校章とバッジを買い求めました。バッジにデザインされている花は、デージーの花で、デージーの庭でおしゃべりした日々が懐かしく思い出されます。
第44回憲法を守るはりま集会が開催されました。今年の講師は、姫路出身の宇宙物理学者 池内了氏でした。大学における軍事研究に反対する、軍事共同反対連絡会共同代表もされています。一度、生で講演をお聞きしたいと思っていました。科学者の目で憲法を考えると題して、憲法第9条は世界の宝だと訴えました。今日の集会に、以下のメッセージが寄せられました。
人類の歴史を科学の目で振り返ってみれば、戦争を廃絶する「文明」が軍事力に頼る「野蛮」を凌駕してきた歴史と言える。その到達点として日本国憲法第9条がある。このことに自信を持ち、強まっている改憲策動を粉砕する意志を固めよう。
講演の中では、7月の参議院選挙がその山場となると訴えられました。子や孫に今の日本を渡すわけにはいかない。後悔のないようにしたいとも言われていました。
私もそうした思いで、参議院選挙に挑みたいと思いました。そして、第12条 この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によって、これを保持しなければならない。このことも、肝に銘じておきたいと思いました。
今年の憲法記念日は、特別です。戦争というものが過去のものではなく、現実のものとなってしまいました。そういう中で、戦争放棄を掲げた今の日本国憲法の素晴らしさを改めて感じています。一方で、この期に乗じて憲法改悪を一気に進めようとしていることは、断じて容認することはできません。私は、格調高い日本国憲法の前文が好きです。
日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが全国土にわたって自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないように決意し、ここに主権が国民に存すること宣言し、この憲法を確定する。…
日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。…
日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓う。
第9条 ① 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。 ② 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
今、「他国から攻められたらどうするのか」という声がありますが、自衛権は否定していません。日本共産党は、憲法の全ての条項を守るという立場です。