憲法守り、女性も障がい者も輝く社会に!
28日に議会運営委員会が開催され、6月議会の議案等が明らかになりました。29日には予算決算委員会が開催され、コロナ対策のための第2次補正予算案についての説明がなされました。順次、各予算委員会が開かれ、6月議会初日の4日に採決されることになっています。
第2次補正予算案の目玉は、ひとり親家庭への地場三品の支給と県の休業要請に協力した事業所に賃借関係なく20万円の支給でしょうか。ひとり親家庭にお米等地場三品を配付し、子どもたちの食の保障を行うことは必要な事であり、喜ばれると思います。生産者も梱包を行うイベント業者、配付のためのタクシー会社、それぞれにも喜ばれると思います。しかし、なぜ、今、第2次補正なのでしょうか。なぜ、第1次補正にできなかったのでしょうか。学校園が休校になっている時に、そして、直ぐできるわけでもない水道蛇口の自動水栓化を第1次でする緊急性があったのでしょうか。また、ひとり親世帯は5,100世帯余りあるわけですが、児童扶養手当を満額受給している約2,700世帯のみです。そんな線引きは、必要なのでしょうか。
県の休業要請に応えて、休業或は時間短縮した事業者には、賃借関係なく20万円の給付も第1次の賃借のみ10万円より、対象事業者が拡大され歓迎されるところです。しかし、対象になる事業者は、10万円、20万円と受け取ることができますが、そもそも休業要請のない事業者は全く支援がありません。国の持続化給付金のみで、その差はあまりにも大きいのではないでしょうか。ですから、他の自治体では、休業要請に関係なく20%或は30%売上が減少した事業所に支援をしているところもあるわけですから、姫路市としても今後考えるべきではないでしょうか。
引き続き、市民の命と暮らしを守るためにがんばってまいります。
29日の金曜日、約2か月ぶりの姫路駅前宣伝を行いました。緊急事態宣言が解除されましたが、まだ駅前の人通りは以前よりは少ないように思いますが、姫路市議会報告の特別号を配付しながら、「自粛と補償はセットで」という横断幕を掲げながら宣伝を行いました。何事も無かったかのような青空が広がり、正面にはいつものようにお城が見えていますが、行き交う人々は、みなマスクを着け、私もマスクでの宣伝です。議会報告も、受け取る人、そうでない人、やはり警戒心もあるように思いました。でも、これからも、感染には気をつけて、宣伝を続けていきたいと思います。
ところで、去る27日の神戸新聞でんは、「メガソーラ計画中止」と見出しがありました。姫路市上砥堀地域のそうめん滝西北部170ヘクタールの山林に、74ヘクタール7万2千キロワットの太陽光発電計画が、東京の開発業者によって進められようとしていました。2018年1月に、兵庫県に申請の手続きがされ、その後、地域住民の反対運動が大きく広がりました。県や市に対して、慎重な判断を求める請願がも提出され、私も18年2月議会でこの問題を取り上げました。署名は連合自治会を通じて、全市的に広がりました。県においても、すでに制定していた太陽光発電に関連する条例に付け加えて、設置基準が設けられ、山林にでの規制が強化されました。さらに、この4月にはアセスメントの実施が義務化されました。こうした中で、事業者が計画の断念に追い込まれたのだと思います。
元々この事業計画区域は、中止になった播磨空港計画の予定地でもありました。播磨空港計画に引き続き、住民運動の勝利です。播磨空港計画の中止を求める運動に携わり、その事務局長として、初めて市会議員として立候補した者として、本当に意義深いことを感じます。播磨空港計画の中止、ドーム計画の中止、そしてこの度のメガソーラ計画の中止、道理を通し、住民運動の力で政治は変えられる❗を改めて実感しているところです。やっぱり、政治を変えるのは市民と野党共闘です。黒川元検事長の問題もそうですが、国民が、住民が、市民が声を上げれば政治は変わります。
今日の神戸新聞に、平田オリザさんの「コロナ禍が問うもの」と題しての論説が掲載されていましたが、平田氏の考え方、意見に大賛成です。
彼は、「今テレビでは連日、ポピュリストと目されてきた首長や元首長たちの勇ましい言葉が飛び交っている。もちろん知事や市長が「オロオロ歩き」では困る。だが勇ましい言葉を語ったところでウイルスが死滅してくれるわけでもない。」と言っています。
マスコミがこぞって取り上げ、政府の後手後手の対応の中で、Y知事はリーダーシップがあるともてはやされていますが、本当に危険なことと思っています。IRの(統合型リゾート)誘致でカジノを持って来ようとしていますが、カジノこそ「3密」です。第2波、第3派がいつ来るかわからない中で、万博やカジノは必要でしょうか。病院のベッドが足らない、保健所が行革で人手不足という時に、都構想は必要でしょうか。
勇ましい言葉よりも 苦しみに寄り添い涙する心 平田氏は、「では私たちは、どんなリーダーを求めるべきなのか。…私は、『日照リノ時ハ涙ヲ流シ』てくれるリーダーが必要なのだと思う。」と言っています。
アベさんにも読んでもらいたいものです。
「検察法案の今国会成立見送り」というニュース速報が入ってきました。全国民1人10万円の給付もそうですが、声を上げれば政治は変わる❗市民と野党の共闘の勝利です❗
昨日、臨時の文教・子育て委員会が開催されました。39県で緊急事態宣言が解除され、兵庫県は引き続き5月31にまで継続となっていますが、解除に向け学校園等の基本的考え方が報告されました。詳しくは、今朝の各新聞に掲載されています。5月20日から22日の間は1回の登校日、25日から29日の間は2回の登校日を設け、6月1日から2週間は分散登校で、3週間目からは給食の実施が予定されています。夏休みも、小学校は8月1日から16日、中学は8月8日から16日までとなりました。
学校園の再開に向けて、基本的考え方が示されたのは喜ばしいことですが、これから子どもたちの命と学びの保障をどう進めていくのかが課題です。運動会や音楽会も中止を要請するとのことですが、学校行事を通じて子どもたちは成長するということもあります。知識の詰め込みだけでは、学びを保障したことにはなりません。学校に潤いや楽しみがなければ、新たな不登校児童生徒をつくってしまうことにもなります。タブレットやパソコンの活用も推進されようとしていますが、ネット環境格差が学力格差につながらないようにもしなければなりません。
そして、何よりも子どもたちの命を守るためにも、食、給食の提供も必要です。しかし、給食は現在も、しばらくありません。従来の夏休み中の授業日も半日となり、給食の提供はありません。共働きの親は、たいへんです。専業主婦の保護者もたいへんです。給食の納入業者もたいへんです。なぜ、夏休み中の給食が提供できないか。それは、現在、各小学校の調理室にエアコンがないとのことです。こちらも、うかつでしたが、当然あるものだと思っていたのですが、エアコンが設置されていないのです。もう一つ、北部学校給食センターの配送車も含め、給食を配送している車に温度調整機能がないので、衛生上できないとのことです。本当に、情けないことです。県内の状況を調査した教育委員会が、「姫路が遅れていることがわかりました」と言っているのですから、どうしようもありません。早急に、給食調理室等の環境改善のため、声を上げていきたいと思います。
また、就学援助の準要保護の世帯には、給食費相当額が支給されることになっています。しばらく、給食の提供はありませんが、支給されたものとして、相当額の支給を強く求めました。これについては、現在、財政当局と相談中とのことでした。
それにても、姫路市の独自支援策はどうなっているのでしょうか。昨日、妊産婦とそのパートナーに対してPCR検査を全額市担で行うと発表されましたが、これはこれで評価しますが、他の自治体は次々と独自支援策を発表しています。西宮市は児童扶養手当受給者に5万円、上郡町もひとり親家庭に5万円、太子町は就学援助世帯に2万円支給するとしています。明石や西宮、上郡、太子にできることは、財政的にも姫路でもできるはずです。ないのは、福祉の心でしょうか。こうした、ひとり親家庭への支援についても、昨日、委員会で姫路市も取り組むよう求めましたが、「検討中」に留まりました。国や県の後追いばかりでは、意味がありません。スピード感が大事です。
市長は、医師として感染拡大防止には重点を置くようですが、首長として、市民への福祉の心も必要です。英断を望むところですが、どうでしょうか。進言する職員は、いないのでしょうか。
今日12日から、兵庫県の「がんばるお店・お宿応援事業補助金」の募集が始まりました。この事業は、新型コロナの影響を受けている飲食業、宿泊業等を営む小規模事業者がテイクアウトやデリバリー等の新たな取組に対して、5万円から上限10万円の定額補助を行うものです。詳しくは、兵庫県中小企業団体中央会 がんばるお店・お宿応援事業補助金事務局 TEL080ー8946ー4814 又は 080ー8946ー5316 までお問い合わせください。5,000万円の予算で先着順とのことです。該当する事業者の方は、お早めに申し込みください。
その案内や姫路市の家賃補助の案内等を持って、御幸通り、お溝筋、魚町等、商店街をまわりました。みなさん、「申請してみます」と喜んで頂きました。また、休業要請になっていない店舗の方からは、自分たちにも、県や市の支援策が欲しいとの声が寄せられました。やや人の動きも増えてきているようですが、どの商店街も経済的打撃が大きいように思いました。引き続き、商店街のみなさんや市民のみなさんの声を届けてまいります。
数年前から、大人のぬり絵が流行っています。私もやってみようと思いながら買いましたが、かじりかけたままになっていました。ステイ ホームの中、引っ張り出して、やってみました。色使いを考えながら、無心になれるのがいいです。昔、小さいときよくやりました。長野の実家での、幼い日々を思い出しました。こうした時間もいいものです。コロナの前と後では、価値観や時間の使い方など生活スタイルも変わってくるのではないでしょうか。
赤旗日刊紙のインタビューで、神戸女学院大学名誉教授の内田樹さんは、「今回の新型コロナ感染症対策を見ても、新自由主義では危機管理ができないことがはっきりした。」としています。そして、「コロナ後の世界がどう変わるか。確かなのはグローバル資本主義が大幅な修正を求められるということだ。」と答えています。私もその通りだと思います。