自治体学校三日目

IMG_3080 最終日三日目は、福島大学の柴崎教授による「福島第一原発の汚染水問題の現状」と題しての、特別講演がありました。柴崎先生は、宮城県の汚染水監視委員をされており、地質学の専門家です。この福島第一原発が、いかに軟弱な問題のある敷地の上に建てられているのか。また、なぜ何回も何回も汚染水があふれ出す、いい加減な対応をしているのか。時系列に沿って、専門的な話をとてもわかりやすく説明してくださいました。

 二ュース等聞いていて、なぜ同じような人的ミスを繰り返すのか、わかりませんでしたが、先生のお話でよくわかりました。もともと、この福島第一原発の敷地は、原発を建設すのにふさわしい土地ではなく、ただ東京から遠く離れ、人が周辺に住んでいないだけのことで選定されたのではないか。東電は、自分の敷地内のことしか考えておらず、場当たり的な対応しかしていないこと。

 3年4カ月(1、236日)たった今でも、汚染水は貯めておくしかない。その貯めた、汚染水が繰り返し流出したりしています。まったく原発事故は、収束ていません。そして、「人類と原発との共存は不可能だ」ということを、改めて確認しました。また、原子力規制委員会等の御用学者のいかに無能で、悪い役割を果たしているのか。科学者としての良心が痛まないのか。改めて、怒りを覚えました。

 さらに、東北の復興も進んでいない中、汚染水問題が解決もしていないのにも拘わらず、「原発再稼働」を推進しようとしている安倍首相、自公政権。本当に許されません。国会が終わるたびに、外国に多勢の財界人を引き連れ、原発を売りに出かける安倍首相の気が知れません。パフォ―マンスで仮設住宅を訪れたりしていますが、もっと本気で原発事故のこと、被災者のこと、東北の復興のことを考えるべきです。

 今、マスコミは盛んに「政務活動費」のことを取り上げています。確かに、視察をしても報告書がいらない議会があったとは、知りませんでした。姫路では、考えられません。市民や県民の税金の使い方が、問われています。今回の自治体学校も、政務活動費を使って行っています。領収書・報告書は、しっかり提出します。

 しかし、今のマスコミおかしくないですか。個人を叩くことには一生懸命ですが、政府や大企業にはものが言えない。同じようにもっと原発のこと、憲法を守らなければならない政治家が、憲法違反を繰り返してきたこと。政府の税金の使い方は、どうなのか。このことの方が、大きな問題です。日本のマスコミの在り方も問われています。

 たくさんのことを学び、たくさんのことを考えました。また、ゆっくり整理をして、9月議会に活かしていきたいと思います。

自治体学校二日目

IMG_1800IMG_3075二日目は、会場を東北大学に移し講座・分科会等が開催されました。私は、「維持可能な福祉自治体をめざすための自治体財政分析」という講座に参加しました。講師は、立命館大学の平岡教授です。

 東日本大震災・原発事故の経験を踏まえ、維持可能な福祉自治体をめざすための自治体財政の在り方が鋭く問われている。人口減少化、少子・高齢化への対応や合併自治体における財政措置の期限切れへの対応など課題が山積。まさに、姫路市の話にピッタリ。

 基本的人権擁立、平和、循環型社会、貧困と格差の是正をめざす自治体か。TPP、消費税引き上げ、原発再稼働などの自公政権下の政治に対して、住民生活を守る「防波堤」としての役割を発揮できるか。アベノミクスに追随した外来型開発と規制緩和路線を進むのか、地域の内発的発展を促進し支援するのか。

 また、姫路市もモデル都市として手を上げた「地方中枢拠点都市」は、姫路市民や協定を結んだ周辺自治体住民にとってどうなのか。本当に人口減少化を食い止めることができのか。広域での、救急医療・消防・公共交通・公共施設の利用等、住民の幸せを守ることはできるのか。人口のダムを造るだけで、ミニ東京を作るようなものではないかといわれている。それぞれの内発的発展が阻害されるのではないかなどの問題点も指摘され、「地方中枢拠点都市」についての捉えたかについても、とても参考になりました。

 朝の九時から昼食休憩をはさんで四時まで、びっしり。本当に大学の集中講義を受けているようでした。そして、そのあとは選択でナイター講座もあります。せっかく来ているので、私は「非正規職員と官制ワーキングプア問題を考える」という講座に参加をしました。

 日本とイギリスの比較でしたが、アメリカやヨーロッパでは「同一労働同一賃金」が貫かれているため、「非正規雇用」という英訳がないそうです。いかに日本の労働者の権利が守られていないかを、実感しました。官制ワーキングプアを作らないためには、公契約条例も有効な一つと言われていました。

 さて、勉強もいっぱいしましたが、夜は地域活性化のために地元のおいしいものをいただきました。今回は、共産党議員団のほかに、姫路から梅木議員と伊藤議員も参加をされていたので、いっしょに牛タンや海の幸もいただき、おいしいお酒もいただきました。頭もおなかもいっぱいになりました。

自治体学校一日目

IMG_3055IMG_3049 第56回自治体学校in仙台が、26日から28日まで開催されました。「被災地で学ぶホンモノの地方自治ーわたしたちの震災復興」が、大きなテーマです。全国や地元から市民、自治体職員、議員など1,000人が集まりました。地元の「ゆずりの葉少年少女合唱団」の、心洗われるような透き通る歌声による歓迎行事。

 1日目全大会は、杉原一橋大学名誉教授による、「日本国憲法の地方自治ーこの『多重危機』のなかで考える」と、題しての記念講演が行われました。安倍内閣による「集団的自衛権の行使容認」の閣議決定が、されるなかで情勢に合ったテーマです。

 日本国憲法は、憲法を施行する政治において、特に軽視され続けた二つの憲法問題があるとして、「戦争の放棄」と「地方自治」があるといわれていました。

 そのあと、リレートークが行われました。一人は、浪江町の馬場町長が「原発災害の現状と自治体の役割」について、二人目は、大槌町職員の岩間さんが「地域の中の保健師」、三人目は、河北新報社の小島さんが「日常を取り戻すために、日常を失わないために」と題して、それぞれの震災体験を通しての今を語ってくれました。

 いづれも、心打つ内容でしたが、特に看護師として、自治体職員として町長をはじめ多くの町職員が犠牲になったなかで、被災直後から看護師としてまさに不眠不休で住民を守る活動をし続けた岩間さんのトークには、多くの感動を呼びました。彼女が4人の子どもたちといっしょに暮らすことができたのは、震災から4ヵ月後のことだったそうです。

 さすが自治体学校です。憲法の問題、震災の問題、さまざまな角度からの問題提起がされ、理解が深まりました。

姫路市の蝶ジャコウアゲハ

IMG_1787IMG_1794 今日は、金曜日。定例の駅前宣伝の日です。杉本県会議員も入江議員も所用のため、北側は私一人でしゃべりました。暑いせいもあり、人数の少なさもあり、ビラの受け取りはいまいち。でも、とにかく続けることが大事。継続は力なりです。

 市役所にきて、庁内の赤旗日曜版新聞を配っていたら、七階の環境政策室で「ジャコウアゲハ」を、見つけました。職員が幼虫から飼育しさなぎから昨日ふ化したそうです。このジャコウアゲハは、姫路市の蝶です。一見、黒アゲハのように黒く輝いています。一服の清涼剤のようでした。

 明日からは、二泊三日で仙台市で開催される、自治体学校に議員団で行ってきます。いろいろ勉強して九月議会の質問や決算に活かしていきたいと思っています。帰ってきたら、また報告させていただきます。

 

議員団会議

!cid_FE0054752E394C13AE1A4041C8F4C48F@PC1PC 今日は、議員団会議の日です。私が議員になったときから、議員団会議は原則金曜日と決まっていましたが、新年度から原則月曜日に変更しました。今週は月曜が祭日となり、今日の会議となりました。議会内でも、共産党の会議の多さは有名です。他の議員から、「あんたら、また会議かー」と、言われたりしますが、民主主義を貫く以上、議論はしっかり行わなければなりません。

 今日の主題は、ちょっと遅れていますが、「六月議会の議会報告」です。ゲラができあがり、誤字脱字はないか。わかりやすく、正しい表現になっているかなど、記事ごとにチェックをし確認していきます。本会議での質問や議会の内容を市民のみなさんにきちんとお伝えすることは、議員としての大事な責務です。

 そのために、私たち共産党議員団は、議会ごとに「議会報告」を作成し、約8万枚を全市に配布しています。全世帯というわけにはいきませんが、ポストに入っていたらぜひ目を通していただきたいと思います。また、いま「市民アンケート」も作成しています。9月には配布をしたいと思っています。お手元に届きましたら、ぜひご協力をお願いします。

 また、議会報告にしてもアンケートにしましても、今話題の政務活動費を使って作成しています。報告・調査は議員本来の活動として大事なことであり、目的に沿った使い方だと思っています。政務活動費については、これからも、目的に沿った正しい使い方を心がけ、透明性を図っていきたいと思っています。

 

大暑の日の朝宣伝

 今日は、第四水曜日。ツタヤ広峰店前での朝宣伝の日でした。暦の上では、一年で一番暑いと言われている「大暑」。本当に朝からじりじりと太陽が照りつけ、しゃべっていても背中から汗がジワーッという感じです。特に、この場所は東向きなので一層暑いです。

 この暑さの中を「がんばってるぞー」と、いう写真を撮ろうと思いながら暑さのせいかすっかり忘れ、終わって車に乗ってから思い出しました。残念!

 でも、歩道からハンドマイクでしゃべっていると、知ってる方が何人かは手を振ってくれます。恥ずかしとおもったらしゃべれないので、ほとんど気合いでしゃべっています。先日、生活相談にのった方の娘さんが「ありがとうございましたー」と、わざわざ車の窓を開け声をかけてくれました。30分余りの宣伝でしたが、やってよかったと思いました。

 夜、NHKスペシャル「京都・祇園祭千年の謎」を見ました。数年前に、あるビルの中からちょっとだけみたことがありますが、山鉾が数百年前のタペストリーで飾られているとは、知りませんでした。「動く美術品」と、言われていますが、今度はしっかりと見てみたいものです。

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