月別アーカイブ:2023年6月

上野千鶴子さん姫路に来たる

 社会学者・東京大学名誉教授の上野千鶴子さんが、姫路市の男女共同参画週間にあたり、イーグレひめじで講演をされました。上野さんの本や記事等はこれまでも目にする事はありましたが、直接、お話をお聴きするのは初めてのことであり、とても楽しみにしていました。

 上野さんは、思ったより小柄な方でしたが、トレードマークの赤いヘアーがお似合いでした。なぜ、赤く染められているのか、お聞きしたかったです。よどみなくお話をされ、1時間半があっという間でした。テーマは、あなた方を待っているいるのはどういう社会か?〜もうお父さん、お母さんのようには生きられない〜とうものでした。50代、60代の方も多かったとは思いますが、学生さんにも呼びかけ、若い方も参加されていました。

 印象に残ったことは、情報はノイズから生まれる。ノイズがないとリノベーションがない。向かい風に向かって歩くことは、怖くない。背後から刺される方が、怖い。少しでも、後の人が住みやすい社会になるようにしていきたい。これらの、言葉が印象的でした。

 賢くて、強い方だなぁ、と思いました。それでいて、肩肘張るわけでもなく。見習いたいものです。

 

 

女性宣伝と署名活動

9B519872-F7B9-492F-8713-253A0E5EA4A143D74A67-2FD1-42A2-94B8-1D40E5BA128F土曜日は、月1回の日本共産党女性後援会による宣伝行動です。今国会での解散総選挙はなくなりましたが、原発推進法、マイナンバー法の改悪、入管法の改悪、そして、軍拡財源法と悪法が数の力で成立してしまいました。その上、差別を助長するようなLGBT理解促進法の成立。本当に日本の政治が劣化しているのではないかという思いを強く感じています。

 日曜日は、公立校を考える会のみなさんと一緒に署名のお願いをしました。琴ヶ丘、飾磨、姫路の市立3高校の統廃合計画の見直しと丁寧な説明を求める署名です。多くの方、中学生、高校生、卒業生の方々が足を止めて、署名してくださいました。

 子どもの人数が減ったからと統廃合するのは、とんでもない。知らなかった。もっと、説明してほしい。こんな声が寄せられました。姫路市は、手柄の卸売市場跡地に新市立高校建設を正式に決定したとのことですが、生徒、保護者、市民への説明責任をしっかり果たすべきです。

6月議会の質問を終えて

 昨日、本会議での個人質問を行いました。自衛官募集対象者情報の提供について除外申請を設けることでは、「引き続き、検討するが導入する予定はない」との答弁にビックリです。耳を疑いました。

 3月14日に開催された厚生委員会において、私は以下の質問を行いました。

 自衛官の募集事務について、本会議で除外申請を検討していくと答弁があったが京都市や札幌市、帯広市が実施している。個人の意思を尊重するため、姫路市でも除外申請ができるよう考えてもらいたい。今後の方向性について説明してもらいたい。

 市民局長答弁 令和5年度に現在締結されている協定が3年目を迎え、協定書の改訂が予定されており、それに併せて除外申請についてどうするか検討しているところである。除外申請の制度を設けている自治体についても認識しているが、どこも運用を開始してまだ日が浅く、個人情報保護法改正に併せてどのような考え方に基づいて今後除外申請制度を運用していくのか、検討しているところであると思われる。令和5年度の更新に当たって除外申請制度を導入できるかはっきり回答できないが、情報を収集し、課題としてしっかり検討していきたい。

 それがどうでしょう。検討した結果が、「導入する予定がない」ということだったのでしょうか?3月の委員会答弁から、大きく後退したことだけは確かです。軍備増強の中で、思うように自衛官が集まらない。そんな中で、共産党の質問で、「やります」とは言えないということでしょうか?

 残念な答弁ですが、諦めずに除外申請を求めていきたいと思います。

6月議会質問

 6月2日から、第2回定例議会が始まっています。個人質問は、9日、12日の二日間です。私は、以下のことについて、質問しようと思っています。

 1 軍事拡大で姫路の自衛隊はどうなるのか

    ⑴ 自衛官募集対象者情報の提供について除外申請を設けること

    ⑵ 自衛隊基地の「強靭化」で姫路駐屯地はどうなるのか

 2 日本政府に対し姫路から核兵器禁止条約に参加の声を

 3 議案第79号損害賠償請求事件に係る和解について

    ⑴ 和解に至った経緯について

    ⑵ 市民感情について

    ⑶ 移転先として整備した土地の活用について

 今、岸田政権の下で、大軍拡・大増税が進められようとしています。軍備増強と共に、自衛隊員の確保が課題となっています。しかし、専守防衛から敵基地攻撃能力の保有に伴い、これまで以上に自衛隊員が戦地に派兵される可能性が高まっています。そのような中で、自衛官募集が定員に満たない状況になっています。そもそも、名簿提供そのものが憲法違反だと思っていますが、名簿の提供を希望しない人たちへの除外申請を設ける自治体が増えています。少なくても、姫路市としても行うべきと考えます。

 議案第79号損害賠償請求事件に係る和解については、姫路市が白浜市場線東ルート新設工事を中止したことに起因する姫路市に対する損害賠償請求事件について、和解しようとするものです。しかし、これは松岡議員による不当要求行為によるもので、コロナによる減収もあって、中止したものです。これ以上、松岡議員に関わる不当要求行為によって、市民の大切な税金が使われるのは、本当に問題だと思います。しっかり、追及していきたいと思っています。