憲法守り、女性も障がい者も輝く社会に!
昨日、議会運営委員会が開催され、30日に開かれる臨時議会に提案される補正予算案が示されました。期待していた独自支援策は、県が休業要請などの応じた事業者に対して、家賃支援として10万円が交付されます。特筆されるべきは、これぐらいです。この10万円もないよりは、いいのですが、西宮市は、要請に関係なく、売上が2割以上減った事業者に、10万円を支給するとのことです。
今日も、集金をしながら知り合いの店舗に寄ってみました。そこは、アクセサリーやバックを扱うお店なので、県の休業要請の対象にはなっていませんが、お客さんが来ないとのこと。それでも、家賃は同じように支払わなければならないし、自分たちにも何らかの支援が欲しいと言われていました。当然だと思います。
また、学校園の手洗い場の蛇口の自動水栓化を進めるとしていますが、国の補助制度を活用するものです。感染拡大を防ぐためにも、自動水栓化は大事だと思いますが、明石市は、ひとり親家庭2,200世帯に、5万円を支給するとのことです。姫路市のひとり親家庭は5,100世帯で、明石市と同じように5万円支給しようとすれば、2億5,500万円あればできます。
姫路市は、30日の臨時議会で提案される補正予算のほとんどは国からの交付金で、一般財源は僅か800万円余です。これは、第一段とのことですが、他の中核市と比較して、あまりにも市民に冷たいのではないでしょうか。市長は、対策本部会議で、「姫路市は、私も医監も医者でよかった」と言われたそうですが、本当にそうかどうかは、市民が判断することです。
世の中、コロナ、コロナの話題ばかり。長期戦になるとのことですが、季節は、花たちは何事もないかのように、移り行き、咲き誇っています。
久方振りに、三品さんにお花を入れていただきました。花菖蒲と変わった色の胡蝶蘭、素敵です。5月人形も出したので、ちょうどいいです。子どもたちの健やかな成長を願う5月人形も、どことなく今年は寂しげです。学校から、公園から、まちかどから子どもたちの笑い声と笑顔が消えました。わが家の孫たちも、家の中ではストレスを発散するがごとく、大きな声でゲームに興じています。
子どもたちの学習の遅れが心配です。5月7日以降どうなるのかもわかりませんが、夏休み返上とか、土日も授業とかの声が聞こえてきます。確かに、夏休みの短縮や土日の活用も一定必要かもしれませんが、学校が再開した後の子どもたちへの負担も心配です。
お花やさんも、入学式、卒業式、歓送会もなくなり、たいへんです。三品さんも、イベントの中止や飲食店の休業等仕事がなくなり、たいへんとのことです。需要が減ったため、お花の値段も下がっているとか。買う人はいいですが、生産者はたいへんです。経済活動がストップして、たいへんなことばかり。休業要請に見合う補償を❗でも、お花やさんとか洋品店とか、休業要請がないところでも、開けていてもお客さんは来ません。その人たちの補償はどうなるのでしょうか?
明日は、議運が開かれ、補正予算案が示されますが、果たして姫路市としての独自支援策がどれだけあるのか。姫路市の姿勢が問われています。
新型コロナの感染拡大が止まりません。姫路市でも、新たに2人の感染が確認され、31例目となっています。東京都は独自に、休業協力金を給付するそうですが、欧米諸国の補償額に比べ、日本政府の補償の額と対象者の少なさが際立っています。日本政府は、本当に国民のことを考えているのだろうか。この期に及んでも、アメリカと財界のことしか、頭にないのだろうか。トランプ政権でさえも、おとな1人最大13万円、子ども約6万円。国民の約8割が支給対象とか。イギリスは、自営業者・フリーランスに平均所得の8割を月額約33万円を上限に支給。ドイツは、中小企業に6兆円。従業員10人以下の事業所に最大180万円を支給。
日本は、30万円、100万円、200万円と数字は示されていますが、対象者がかなり絞られ、いつ給付されるか明確になっていません。ドイツのメルケル首相は、「経済的影響を緩和し、雇用を守ることをすべて行と約束する」と発言しました。そして、同じくドイツの文科相は、「こんな時だからこそ、文化が大切」と認め、芸術団体等に約6兆円の助成金や貸付を行うと表明しています。
アベノマスクよりも、お金をかけ、急ぐべきことがあります。12日付けの神戸新聞にも、メルケル首相の演説の一部が掲載されています。そして、結びに、「緊急事態宣言後、会見した首相(安倍)の言葉にどれだけの人がさらなる信頼を託す気になったか。」と綴られています。
9日に緊急申し入れを行いましたが、その記事が赤旗と神戸新聞に掲載されました。赤旗は、写真も送ったのですが、文章のみでした。ちょっと気温は低めですが、家に居て、掃除をしたりしながら、のんびりしていると、緊急事態宣言が出ているのが嘘のようです。いつもなら、宣伝行動や行事があって、土曜日でもゆっくりできないことが多いのですが、変な感じです。
でも、外では、コンクリートを破砕する音、シャベルカーで運びあげる音、けっこうにぎやかです。家の横を通る、古き、由緒ある水上1号線の水路に蓋がけをする工事の第2期分が始まっています。わが家の子どもたちや近所の子も、小さいとき一度は落ちたことがある水路です。不思議なことに、落ちても大ケガをした子はいません。知らない人が入ってきて、よく脱輪する車もありました。緊急車輌も入ってこれないということで、ようやく昨年度から工事が始まり、続きの今年度分が開始されました。完成は7月末ということですが、楽しみです。
9日、私たち議員団は、政府の緊急事態宣言と学校園の臨時休業延長を受け、安全安心の市民生活と子どもの権利を守るため、市としてできる限り可能な対策を講じるよう以下のことを申し入れました。
1 医師が必要と認めた人は速やかにPCR検査を行うこと 2 保健所相談窓口の電話回線を増やし、相談を受けやすくすること 3 DVや子どもの虐待の危険性が高まることについて、必要な手立てを講じること 4 生活保護の申請にあたっては、丁寧な聞き取りと迅速な決定に務め、子どものいる家庭に対しては特段の配慮を行うこと
5 国保料など各種保険料、市民税、上下水道料金などの支払い猶予や納付相談について広報周知を図ること 6仕事を休むことが難しい保護者や困難を抱える世帯の子どもは学校で受け入れること 7 子どもの学習権を保障するために、家庭学習のための教材提供をしっかり行うこと 8 虐待や十分な食事が摂れない子どもたちへの支援については、スクールソーシャルワーカーの協力を得ながら対応すること 9 子どもの心のケアへの配慮を行うとともに、臨時休業中の子どもの居場所確保のため、校庭や学校図書館を開放すること
10 学校園、保育所、放課後児童クラブなどのにマスクやアルコール消毒液を配付すること 11 新型コロナウイルス対策のための補正予算を早急に編成するとともに、必要な部署への職員配置を強化すること 12 消費税5%への減税、自粛要請に見合う補償を行うよう国に求めること
新型コロナの感染拡大が進んでおり、本当に心配です。仕事がなくなった人や収入が減った人への一日でも早い現金給付が必要です。それと、子どもたちが心配です。感染を防ぐことも大事ですが、学習権をどう保障していくのか、また、虐待、給食が唯一まともな食事という子どもたちをどう守っていくのか。行政も日々変わる状況への対応で、職員のみなさんもたいへんだと思いますが、市民のため、子どもたちのために頑張っていただきたいと思います。私たち議員団も、新型コロナでお困りのことも含め、みなさんの声をお聞きし、行政に届けてまいります。