憲法守り、女性も障がい者も輝く社会に!
今年も災害と障害者のつどいが神戸で開催されました。「熊本地震で試された災害時要援護者に対する支援」ということで、熊本での実践や課題について学びたいと思って参加しました。熊本学園大学社会福祉学部教授であり、被災地障害者センターくまもと事務局長でもある東俊裕氏の話は、圧巻でした。ご自身も車椅子生活ですが、障害者として、専門家として率直な意見を発信され、特に自治体に対して「当事者意識に欠けている」と厳しく指摘されていたのが印象的でした。
きょうされん兵庫支部の松本さんは、阪神・淡路大震災を経験し、東日本大震災や熊本地震でも継続的な障害者支援を続けてきた中での実践報告には、高齢者や障害者の生きづらさがよくわかりました。
神戸大学大学院工学研究科准教授の大西先生の「要援護者支援に何が必要で、どう整備するか」とお話は、熊本地震での福祉避難所アンケートに基づくもので、要援護者の名簿の問題や支援のあり方など課題が見えてくる内容でした。
阪神・淡路大震災や東日本大震災など過去の災害の教訓が被災した障害者支援に生かされていないという大きな問題があると指摘されました。災害救助法をもっとユニバーサルなものにしていく必要性や国や地方自治体も含め行政が責任を負うためのシステムの必要性など、とても中身の濃いつどいでした。
来る2月5日日曜日、午後2時より花の北市民広場中ホールにて、新春のつどいを行います。市会報告、県会報告をさせていただきます。そして、国政報告として、堀内照文衆議院議員が駆け付けてくれます。1月20日から通常国会が開催されていますが、直近の国会の様子等詳しくお話していただけると思います。
入江県会議員や私は、新県立病院の整備計画や新文化センター整備計画等について、報告させて頂きたいと思っています。お忙しいこととは存じますが、お一人でも多くの方に足を運んで頂きたいと思います。ミニ講演会ではありますが、国会議員が来られるのは、貴重な事だと思います。みなさんの疑問等にもお答えしたいと思います。お待ちしています。
道路整備改善課に、地域からの要望としてお願いしていた、増位小学校通学路のガードレールが完成しました。ありがとうございました。今、姫路市の道路整備改善課をはじめ建設局全体が重い空気に包まれていると思いますが、事件のことは真摯に受け止め、誠実に市民のための仕事をすることによって、信頼回復に努めて頂きたいと思っています。苦情の電話はあっても、なかなかお礼の電話は少いと思いますが、多くの市民は道路がきれいになったり、安全になったことによって、感謝していると思います。自信と誇りを持って、仕事に向き合って頂きたいと思います。
ガードレールの写真は、今朝撮ったのですが、冷え込み晴れ渡たった空に姫路城が凛として立っていました。
昨日は、イーグレひめじにおいて、桃山学院大学教授の松田先生による学習会がありました。この学習会は、私も加入している「姫路の男女共同参画をすすめる会」が主催したもので、昨年3月に制定された「姫路市男女共同参画推進条例」を検証するための勉強会でもありました。
紆余曲折はありましたが、長年「男女共同参画推進条例の制定を」と議会でも取り上げてきた私にとっても、また、いっしょに運動してきた市民団体のみなさんにとっても、大きな成果でした。しかし、先生が言われるように、「条例の制定はゴールではない」ということです。むしろ、新たなスタートであり、条例に基づいて一層姫路の男女共同参画を推進させていくことが求められています。
今後は、そのための運動や監視をしっかりやっていく必要があります。先生は、「いい条例になっている」と、一定評価もされていましたが、課題も指摘されました。女性が生きやすい社会は、男性にとっても生きやすい社会につながると思います。そのような観点からも、姫路の男女共同参画が一層推進するよう声を上げていきたいと思います。
あの阪神・淡路大震災から22年となりました。改めて、犠牲となられた方々に、心から哀悼の祈りを捧げます。幸い、姫路では、棚から物が落ちたりするくらいでしたが、災害が多発している今日、他人事ではありません。姫路市としても、他都市の教訓を参考に、地域防災計画の見直しが行われていますが、今「受援力」が問われています。
今日、災害が発生すると支援物資やボランティアや周辺自治体からの支援等が直ぐに行われますが、それを受け入れる体制の構築が大きな課題となっています。どうやって、被災者のみなさんに、有効な支援が行えるのか、姫路市としても、受援の体制をしっかりつくっておくことが大事だと思います。