憲法守り、女性も障がい者も輝く社会に!
今日8月9日は、長崎に原爆が投下され70年目を迎えました。朝からテレビでは、その事が報道されています。そして、長崎の平和公園での式典や長崎市内各地で行われている平和への祈りや追悼行事が中継されていました。長崎市の田上市長の「平和宣言」は、すべての世代、国内外への人々に平和のメッセージが発信されました。安倍政権に対しても「平和の理念が脅かされている」という厳しい指摘もあり、参列者からは大きな拍手もありました。
また、被爆者代表であいさつされた男性も「集団的自衛権の行使容認」は許されないことをはっきり言われていました。その事に対しても、大きな拍手が起こっていました。それに対して、安倍首相は広島の式典の時は言わなかった「非核三原則の堅持」について触れましたが、全く拍手は起きませんでした。広島でも長崎においても被爆者団体の皆さんから「安保関連法案の廃案」を求められましたが「戦争をしないためのもの」というような説明にもならない言葉を繰り返していました。
いったい安倍首相は、2つの平和式典に参列をし被爆者の話を聞いても何も感じないのでしょうか。
私はやっぱり6・9行動に参加しなくてはの思いにかられ、久しぶりに参加しました。
今日は、分科会。「地方創生」で地域は元気に?どうつくる、住民の願いが届く自治体に参加しました。一般市民にとって「地方創生」はあまりなじみがないので参加者は、議員か自治体関係者ぐらいかなと思っていたら、時間ぎりぎりにいったら座るところがなく、急きょイスを運び込んで席を増やすという盛況ぶりでした。さすが、母親大会の参加者の意識の高さを示しています。講師は京都大学大学院教授の岡田知弘先生です。岡田先生のお話は、何回か聴いたことはありますが、いつも気さくで笑顔で親しみやすい先生の講演はいつも人気です。
改めて、「地方創生」では市民一人一人は幸せになれないということを確信しました。また、安倍内閣が進めようとしている「地方創生」は、「富国強兵国家」への道であり戦争できる国づくりと一体のものであるという大事な指摘がありました。「地方分権」の流れを逆転する政府による中央集権的な施策手法と地方自治への介入でもあるということ。地方創生ではなく地方再生が大事だということ。
姫路の地方創生は、多くの市民が全く知らないうちにことが進められようとしているところに一番の問題があると思います。
日本母親大会が神戸ポートアイランド国際展示場で開催されました。毎年持ち回りで各県で開催されてきましたが、久方振り参加しました。300人のコーラスによって幕が開き、記念講演は「空飛ぶママさん弁護士」といわれている金杉美和さんによる「戦後・女性参政権獲得70年ー憲法・平和、ジェンダー平等の実現を!」でした。
金杉弁護士は、とてもユニークな経歴の持ち主でグライダーで日本各地の空を飛び回るなど操縦教官の国家資格も取得。エアラインのパイロットを目指したが失敗。失意のフリーター生活を送るが、一念発起して司法試験に挑戦して弁護士として活躍中です。
憲法で最も大事なのが13条の個人の尊重。その目的のために憲法で権力を縛っている。一人一人の幸せより、国家の利益が優先されるのが戦争。テンポよく軽妙なトークで、憲法や戦争法案について今一番問題になっていることなど語っていただきました。
開場となった国際展示場は全国から参加している女性でいっぱいでした。暑い神戸が女性たちの熱気とパワーで一層暑くなっていました。明日の分科会は、「地方創生」で地域は元気に?ーどうつくる、住民の願いが届く自治体について学ぶことにしています。