憲法守り、女性も障がい者も輝く社会に!
革新懇全国交流会が19日20日と神戸で開催されました。この交流会も私にとっては、初めての参加で、とても刺激的で勉強になりました。開会のあいさつは、翻訳家であり代表世話人の池田香代子さん。「世界がもし100人の村だったら」を書いた人でもあります。連帯のあいさつは、憲法学者の小林節さん、首都圏反原発連合のミサオ・レッドウルフさんなど、新聞等でお目にかかる人ばかり。特別発言の岡野八代さん(同志社大学教授)のメッセージと志位委員長の発言も素晴らしかったです。
岡野八代さんは、「安倍政権は、女性活躍と言いながらシングル家庭の貧困はそのまま。ジェンダーに敏感な社会をつくろうとすることは、安倍政権を倒すことになる」とメッセージの中で言われていました。みんな、安倍政権を本気で倒そうとしている思いが、ビンビンと伝わってきました。
山形、岩手、埼玉など参議院選挙で自民公明を破り野党統一候補で勝利した地域での、革新懇運動の報告を聞いていると、本当に市民と野党の共闘や野党共闘が前進していることを強く感じました。その一方で、兵庫県や姫路では、そうした動きがなかなか感じ取ることはできません。
しかし、翌日の分散会では「革新懇の運動は、中央が決めて、それでみんなが動くというものではない。それぞれの地域で考えて、行動する」ということが強調されました。前進しているところ、新たな模索が始まっているところ、それぞれの地域で頑張っている経験をお聴きしました。
日本共産党は、今、野党連合政権構想を発表し、れいわ新撰組や社民党と合意が図られています。不断の努力と連帯で日本の民主主義を守っていかなければなりません。
去る11月18日には、姫路市文化センターにおいて、第15回地域人権問題全国研究集会が開催され、私は初めて参加しました。小ホールでの開催でしたが、会場は立ち見が出るほどでした。記念講演は、「安倍改憲とメディア~市民はなにができるか」と題して、武蔵大学教授で元NHKプロデューサーの永田浩三氏がお話をされました。今、本当に日本のメディアは腐りきっています。私たちになにができるか。永田氏は、「不断の努力が必要ですし、それ以外にありません。」と言い切っています。
核兵器禁止条約の批准は、7月時点で23ヵ国。被爆者自身が、被爆の実相と意味について問い続けた。戦争は許されない。9条の大切さを訴える。東アジアの平和のイニシャチブを日本がとる。歴史の歯車は民衆が主人公となって回す。そのために健全なジャーナリズムを育て、連帯し、健全な民主主義をつくりだす。
こんなに、スッカットする講演は、久しぶりです。八鹿高校事件についても、断片的には知ったつもりでいましたが、系統立てて、事実に基づきお話を聴くのは、初めてでした。如何に解放同盟が横暴で、それに県政も含め、県警、教育委員会、学校が屈服していたのか、改めて認識しました。そして、教職員、生徒、地域住民の連帯の勝利です。
ここで学んだことを生かして、姫路市の人権行政、人権教育の課題について、考えていきたいと思いました。