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迷い犬

 朝新聞を取りに行った夫いわく「ガレージの柱に犬がくくってある」 そんなバカなと、思いながら見に行くと、吠えもせず賢そうな柴犬のようなワンちゃんが、いるではありませんか。いったい誰が、なんのためにくくりつけたのでしょうか。

 我が家の前は、ちょっとした散歩銀座。広峰山へと続く昔からの街道で、朝広峰に行く人やら町内を散歩する人たちのコースになっています。「山に上がった人が、くくっていったのだろうか?」などと、言いながら朝食を済ませ、警察に連絡するか、それとも保健所だろうかと思案をしていました。

 すると、「うちの子を預かってもらって、ありがとうございました。」と言う声が、聞こえるではありませんか。飼い主の方は、体調が悪く三日間散歩ができなかったので、以前も放したら戻ってきたので、夜中に放したら戻ってこないので、探していたということです。

 そういえば、時々犬を連れてうちの前を散歩されている方でした。探していたら、どなたかが「谷川さんの所に、犬がくくられていた」と、教えてもらって来たということです。めでたし、めでたし。

 でも、いったい誰がくくりつけたのでしょうか。夕方、帰ってきたらその謎が解けました。神戸新聞の配達員が、朝新聞を配っていたら迷い犬がウロウロしていたので、共産党の議員さんの家にくくっておいたら、なんとかしてくれると思ったということです。朝、起こすわけにもいかないので、夕刊の配達の時に声をかけてくれたそうです。

 市民の、信頼に応える活動をしなければなりません。