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秋田市へ視察

KIMG3250KIMG3256 20、21日と文教・子育て支援委員会として、秋田市に視察に行って来ました。着いた日は、大寒にもかかわらず雪はありませんでしたが、一夜開けると、一面雪景色でした。視察の目的は、学力向上の取り組みと給食費の公会計化についてです。

 秋田市は、全国学力テストが毎回全国トップクラスになっています。日本共産党は全国学力テストには反対ですが、子どもたちには、生きていくための学力はしっかり付けてほしいと思っていますし、学ぶ権利も保証されるべきだと思っています。全国学力テストは2007年から実施されていますが、秋田市は独自の基礎学力調査を1994年から、2002年からは秋田県としても学習状況調査を行っています。そのため、小学4年から中学3年生まで毎年、1つか2つのテストを受けることになっています。この事が、必要以上の競争、ストレスフルな教育になっていないのかと思いました。また、教職員においては熱心な授業研修が行われており、その事が授業の改善に繋がっているようにも思いましたが、「負担」「働き方改革」という点からはどうなのか懸念されるところです。

 一方、秋田県では中学3年生まで32から33人学級になっています。児童・生徒の自己肯定感が非常に高いのと毎日朝食を食べる割合、家で計画を立てて勉強する割合が姫路市に比べて高い数字が出ていることに驚きました。全国学力テストの結果だけで学力は計れるものではありませんが、高い自己肯定感や朝食がしっかり摂れることは大事なことです。この違いは何からきているのか。子どもの貧困問題とも関係していると思いますが、よく分析して姫路の子どもたちの教育や子育て支援に生かしていきたいと思いました。