憲法守り、女性も障がい者も輝く社会に!
第60回自治体学校が福岡で開催されました。毎年この時期、全国持ち回りで開催されていますが、議員になって以来毎年のように参加しています。もう何回目の参加かは、忘れましたが、15回ぐらいは参加しているのではないでしょうか。
一日目は、福岡市民会館で記念シンポジユウムが開催されました。「地域・くらしに憲法をいかす自治体づくり」というテーマで、九州大学名誉教授の石川先生と岡山県真庭市長の太田氏の特別対談が行われました。真庭市は、「里山資本主義」の挑戦と称して、森林資源や地域資源を活かした資源循環、経済循環に取り組み、住み続けられるまちづくりを進めています。太田市長は、真庭市の主人公は「市民」という考え方に基づき、行政の守備範囲は、条件を整えることだと言っています。
二日目は、「子どもの育ちと自治体政策」という分科会に参加しました。各地域で様々な取り組みが行われています。子どもの貧困は、最終的には国の責任で解決すべき問題ですが、子どもの貧困は、大人が貧困だからです。大人の貧困を解決するには、正規雇用が基本で、真面目に働いたら、普通に暮らせる賃金を保証すべきです。安倍政権が行っていることは、真逆なことばかりです。
そして、今日三日目は、福岡市民会館で特別講演が行われました。暮らしの現場で国民主権をまもろうー国民主権と地方自治を実現するためにたたかい続けることーと題して、馬奈木弁護士が講演されました。馬奈木弁護士は、水俣病や筑豊じん肺訴訟、よみがえれ有明訴訟などの裁判をたたかってこられた弁護士です。現在77歳でいらっしゃいますが、歴史的な裁判に関わってこられ、一つ一つの言葉に重みがあり、憲法について、より深く学ぶことができました。1時間半の講演でしたが、先生の生きざまが、魂が伝わって来るようなお話でした。
たくさんの学びと刺激を受けた三日間でした。