憲法守り、女性も障がい者も輝く社会に!
金曜日の午後、私たち共産党議員団は、総合教育センターを視察しました。なぜかと言えば、岐阜市の子ども・若者総合支援センター「エールぎふ」を視察したのをきっかけに、私が個人質問で、不登校について取り上げましたが、改めて姫路の総合教育センターについても、もっと知る必要があるということで、訪問しました。
今まで、2回位来ていると思いますが、施設の配置や機能について、詳しく教えていただきました。質問でも取り上げましたが、平成28年度の不登校の中学生は495人でしたが、総合教育センター内にある適応指導教室「ふれあい」を利用した生徒は、わずか33人でした。岐阜市では、不登校の生徒等が通える適応指導教室が市内に4ヵ所もありました。合併で市域が拡大した姫路市で、わずか1ヵ所では少なすぎます。本会議答弁では、その事を認め、「今後研究検討したい」と前向きな答弁を得ることができました。
昨日、総合教育センター育成支援課の課長に説明をいただきましたが、合併前には夢前、香寺町に不登校の生徒が利用できる教室があったそうですが、合併によって総合教育センター1ヵ所に統合されてしまったそうです。「残して置けばよかった」と言われていました。合併によるデメリットは、いろいろあると思いますが、子どもたちの学びの場を奪ってしまったことは、残念でした。その事を、今になって知ったことも、議員として痛恨の極みです。当時、そのような計画を把握していたならば反対の声を上げたのにと、思いました。
これを契機に、不登校の子どもたちが通える施設の増設を求め、子どもたちや保護者への支援強化を求めていきたいと思いました。「エールぎふ」は、教育部門と福祉部門がいっしょの建物のなかにあり、機能的に素晴らしい施設でしたが、姫路の総合教育センターも相談室やプレールームなど充実したものとなっています。支援を必要とする子どもたちに、もっと利用してほしいとも思いました。
それにしても、日々電話や面接で相談対応されている相談員の先生方のご苦労の一端を知ることができました。ありがとうございました。