ブログ

ノーベル平和賞の授賞式 

KIMG0424 ノーベル平和賞の授賞式が行われ、カナダ在住の被爆者、サーロー節子さんが核兵器廃絶への不屈の努力を訴えました。「私たち被爆者は、この世に終わりをもたらす核兵器について世界に警告せねばならないと確信をしてきた。…私は13歳の少女立ったとき、くすぶる瓦礫に埋もれながら、光に向かって動き続けた。そして、生き残った。今、私たちの光は核兵器禁止条約だ。」

 本当に感動的なメッセージです。日本被団協からも田中照巳代表委員や藤森俊希事務局次長も参加をされていますが、お二人ともご高齢にもかかわらず、お元気で「いっそう核兵器廃絶の運動を広げ、批准国を増やすためにがんばりたい」とインタービューに答えていることに対して、涙が出てきそうです。被爆しながら、サーロー節子さんは車イスに乗りながらも、みなさんご高齢を押して、真摯に凛としたお姿に感銘を受けています。

 それに比べて、唯一の戦争被爆国の日本政府が核兵器禁止条約に背を向けているとは、嘆かわしい限りです。そして、そうした政府に対して原水爆禁止姫路協議会のみなさんから「日本政府に署名を求める」請願書が提出されていましたが、総務委員会では、共産党と新しい風ひめじの二人が採択を求めましたが、創政会、市民クラブ、自民党、公明党、新生ひめじが不採択を求めました。残念な限りです。世界の流れをどう考えているのでしょうか?

 反対の理由は、「『日本政府の対応を尊重したい』という市長の考えを尊重したい」ということでした。こんな議会でいいのでしょうか?