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選挙が終わりました

 ご支援頂いた方々に、感謝申し上げます。

 稲村さとる候補 20,355  比例 日本共産党 11,115

 稲村さんの20,355票は、兵庫11区として、得票数、率とも過去最高でした。しかし、比例票が伸び悩み、全国的にも同じ傾向で、議席数が前回の21議席から12議席となってしまいました。私としては、「走り抜いたー」という思いはありますが、ショックです。

 議席数が減った要因は、色々あると思いますが、民進党が分裂して、野党統一がしっかりできなかったことが大きかったと思います。毎日新聞の報道によりますと、野党統一がしっかりできていたならば、野党が84議席増えていたとあります。また、比例の場合、今までは、無党派層の多くが共産党に投票していましたが、今回は立憲民主が最多でした。立憲民主党が増えることは、喜ばしいことでもあるのですが、複雑です。

 そんな、モヤモヤしている中、今朝の日刊赤旗に、作家の笙野(しょうの)頼子さんの寄稿文が掲載されていました。

 市民と野党の共闘さらに 善意は権力を脅かす  共産党の議席は減り自民党は勝った。だけど安倍首相は笑っていない。…選挙直前の演説で触れるほどに、権力は野党共闘をこそ恐れている。怖いのは立憲民主党の数ではなく、共産党の献身。普通ありえないその戦略である。他党のため覚悟して身を削って、それで議席を減らしても相手を祝福し、感謝している。…けなげ、かわいそうというツイートも目立つ、ひたすらの善意は権力を脅かす。今の共産党は全ての野党にとり、どの組織よりも怖く頼もしい支持母体だ。数字だけ見て惨敗とだけ報道して、経過と真実をひた隠しす大メディアよ、ひたむきさを冷笑し共感を踏みにじる、そんな国でいいのか?…共産党にのぞみをつないでいこう。

 本当に元気が出てくる文章です。「笙野さん、ありがとう」という気持ちです。芥川賞受賞作家ということですが、私はまだ笙野さんの本を読んだことはありませんが、機会があれば読んでみたいと思います。また、いつもの日常に戻ってひたむきに、コツコツやるしかないのだと思う。お人好し、けなげ、かわいそう?私は共産党員だけど、共産党ってすごいと思う。