憲法守り、女性も障がい者も輝く社会に!
私たち議員団は、去る4月19、20日と名古屋市と岐阜県可児市(かに)へ視察に行って来ました。名古屋市では、無料塾、子ども食堂、就学援助について担当者から、それらの取り組みについて、説明を受けました。
その中でも、無料塾の取り組みについては、素晴らしい取り組みをされていて、びっくりしました。格差と貧困の広がりの中でも、子どもの貧困が大きな課題となっています。とりわけ、就学援助を受けている子どもたちや1人親家庭の子どもたちへの支援のあり方や、貧困の連鎖をどうなくしていくのかが問われています。
姫路市でも中学生を対象に、そうした子どもたちのための無料塾が開かれていますが、一ヵ所だけで人数もごく限られています。しかし、名古屋市では、就学援助を受けている中学生の3分1強、1人親家庭の中学生の4分1弱の子どもたち約1,800人余が無料塾に通っています。市内100ヵ所以上で行われており、自分が行きたい所へ通っています。自分が住んでいる地域が嫌なら、他の地域でもいいのです。そこへ通っているのが、「貧困家庭の子」とわかっては、いけません。サポーターは、名古屋市内の大学生とのことです。
「どのような効果が出ていますか?」とアホ質問をしてしまいました。担当者は、「効果は、10年後。20年後です。この子たちの中から、大学へいく子が出て、サポーターで戻って来てくれたらいいのです。納税者になってくれたらいいのです。」と言われていたのが印象的でした。