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姫路障害者連絡協議会の総会・研修会

F0B47FE2-E5F9-4620-9251-0CAD23B6F442 姫路障害者連絡協議会の総会と記念講演会がありました。講演テーマは、「総括所見と私たちのねがい・生活・とりくみ」ー国連・障害者権利委員会の総括所見を深く知ろうーでした。講師は、全障研副委員長・日本障害者協議会副代表の薗部英夫さんでした。

 薗部さんのお話をお聴きするのは初めてでしたが、パワフルでテンポよく、とても刺激を受けました。毎年、北欧を訪れ、それぞれに国の障害者や支援者、スッタフの方々と交流を積み重ねてこられ、尚且つ日本の障害者の実態や日本の障害者政策の問題点についても深く捉えられている、文字通り障害者問題の第一人者です。

 障害者問題は、日本の政治の縮図のように思います。障害があってもなくてもその人らしく暮らせる社会が求められています。北欧の国々は、一定それができています。同じ資本主義の国で、なぜここまで違うのでしょうか。高福祉高負担ですが、幸福度も高く、ジェンダー平等指数も高いです。それに比べて、日本はどうでしょうか?消費税は福祉のため、と言いながら社会保障費は削減の一方。ジェンダー平等指数も146カ国中125位という後進国。給料も30年間上がらず、幸福度も低い。それなのに、防衛費だけは、5年間で43兆円に引き上げるとしています。この国は、どこを目指しているのでしょうか?

 情けない限りですが、少しでも社会が良くなるようがんばるしかありません。