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野党は批判ばかり 本当にそうなのか?

 野党、日本共産党への批判が強まっています。「野党共闘は失敗した」とメディアは盛んに報道していますが、決してそんなんことはありません。共闘で1本化した59の選挙区では勝利しています。当選した与党と1万票差の選挙区が30を越えています。野党共闘をしていなければ、自民党はもっと増えていたでしょう。初めての野党共闘で、それを貫徹出来なかったところに課題があります。志位委員長は、「共闘によって生まれる新しい政治の魅力を、さまざまな攻撃を打ち破って広い国民に伝えきる点で、十分とは言えなかった」と言っています。

 また、野党共闘でPCR検査の拡充、一人10万円の給付、持続化給付金、家賃支援金など提案し、実現させて来ました。市民の声を受けた事実に基づく野党による批判は、実際に政治を動かしていますし、新しい政治を生み出す力になります。立命館大学の植松教授は「『野党の批判』は、野党に課せられている憲法上の責任ないしは責務だと思います」と書いています。私もその通りだと思います。批判のための批判ではなく、市民や国民の願い、声を代弁する役割が、野党にはあります。

 よく「共産党は何でも反対する」と言われることがありますが、決してそんなんことはありません。この度の議会でも、一般議案等22件の案件がありますが、反対しているのは1件だけです。これからも、市民、国民の暮らしと命を守ることが最優先される政治のため、野党共闘をさらに発展させていくことが大事だと思っています。