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議員の不当要求問題で、百条委員会は、松岡議員の「議員倫理条例」及び「職員倫理条例」違反を認定し、議員辞職勧告決議を決定されるよう議会運営委員会で速やかに検討されたい、結論付けました。その結果、今議会冒頭の2月22日、全議員賛成で松岡議員への辞職勧告決議を可決しました。その後、代表質問や個人質問でも、この不当要求問題は取り上げられ、私も「行政への不当要求行為には、毅然とした対応を」と質問を行いました。さらに、各常任委員会でも、この問題の追求が行われました。
文教・子育て委員会でも、白浜小学校の伊勢神宮のような神明造りの相撲場のことが問題になりました。この相撲場は、元々は、台風で屋根が飛ばされたのと、体育館の移転・新築もあり、新たに整備されることになっていました。当初予算は、2,500万円だったものが2.5倍の6,250万円に膨れ上がりました。各委員の追求で教育長は、「贅沢なものになってしまった」、教育次長は、「適切ではなかった」ということになり、18日の午後高馬副市長の出席を求め、委員会が再開されました。この中で、高馬副市長は、地元議員からの要望であること、また、「機嫌を損なうと市場事業に影響が出る印象があった」と答弁しました。そして、この事業費を捻出するため、他の教育予算が削られたことになります。「そうしたことに対するため責任はどうとるのか」と、苦瓜議員が質問したところ、突然「職を辞して、おわびを申し上げたい」と答弁しました。余りにも突然のことで、委員会室は、一瞬静寂となりました。私も、傍聴をしていましたが、まるでドラマを見ているような感じでした。
浜手緑地公園の豪華な遊具、東部せき水苑の利用目的外のグランド、新市場へのアクセス道路となる「東ルート」の問題、全て新市場の白浜への移転に伴う、松岡議員と地元連合自治会からの不当要求が根っこにあります。2015年9月議会で、新市場が白浜にある出光跡地に移転・整備されることが正式に決まりました。連合自治会は、早速10月1日付けで姫路市市長に対して、道路の整備、浜手緑地公園の再整備、市と自治会との市場委員会の設置を求める要望書が提出されていますが、全てがそこから始まっています。
副市長は、「松岡議員からの圧力もあり、地域への配慮が一線を越えてしまった」と言っています。副市長は、松岡議員の圧力、全般的にそう感じることが多かった、地元を代表して窓口になっているということを言っていた、地元に負担がかかるのでしないといけないと思った、市場の職員も困っているのでとも言われていました。松岡議員は、どんな圧力のかけ方をしたのでしょうか。職員の防波堤になりながら、言われるままになっていったのでしょうか。肝心の松岡議員が居座り、高馬副市長が辞職することになってしまいました。新市場の白浜移転でどれだけの職員が泣いていることか。それほどまでにして、白浜へ移転しなければならないのか。莫大な土壌汚染対策も行い、新市場の起工式も行われ、もう後には退くことはできないと思いますが、大きな犠牲が出ています。