憲法守り、女性も障がい者も輝く社会に!
生命を生み出す母親は 生命をを育て守ることを望みます のスローガンの元、2020年の西はりま・姫路母親大会が開催されました。記念講演は、「ジェンダーって何に?」当事者が語るトランスジェンダーでした。講師は、公立大学法人名古屋市立大学非常勤講師で大阪在住の黒田綾さんです。
今まで、ジェンダーに関する本を読んだり講演を聴いたりしたことはありますが、当事者から直接お話しを聴くのは初めてでした。LGTBについても話をされましたが、すべてがきっちり線引きできるものではないこと、とりわけトランスジェンダーについては、幅があるそうです。今まで、解ったつもりでいたことでも、曖昧であったり、一方的な見方をしていたところもありました。誰もが、性別にとらわれることなく、自分らしく生きることができたら、素晴らしいと思いますが、今の社会はなかなかそうはできません。色々な形で、生きづらさを抱えている人たちがたくさんいます。人権を大切にして、差別のない社会にといっても、簡単なことではありません。
コロナで、感染者や医療従事者等への新たな差別も生まれています。コロナで社会全体に余裕がなくなり、いらだっている部分もありますが、多様性と寛容の心が大事です。今日の講師の黒田さんは、「社会が成熟しないと難しい」と言われていました。そうだとは思いますが、国のトップが多様性や寛容の心がなければ、そして、そうした姿勢で政治をしなければ、個人の自覚だけでは、変わることは難しいと思います。
姫路市もようやく、パートナーシップ制度の導入について検討しており、来年度実現するものと思っています。多様性と寛容の心を大事にしていきたいと思っています。