憲法守り、女性も障がい者も輝く社会に!
臨時の経済観光委員会が昨日24に開催されました。議題は、以下の通りです。
1 姫路市誘客キャンペーン事業について
GO TO トラベルの姫路版です。市内36の宿泊施設に泊まったら(兵庫県、近隣府県在住の方)、宿泊費の半額を補助するもので、深刻な影響を受けている観光業界を支援するとのことです。主旨は理解しますが、今国のGOTOトラベルも問題になっており、思ったような経済効果は出ていません。果たして、どのくらいの利用があるのか。対象期間は、9月1日から12月31日までで、宿泊クーポンの発行期間は、今日から11月30日までとなっています。
2 中央卸売市場移転再整備事業について
現在、手柄にある中央卸売市場が白浜に移転することが決まっていますが、土壌汚染問題で整備が遅れています。さらに、当初、卸売業者3者で、場外賑わい施設を同じ敷地内に建設するとしていましたが、コロナ禍等により建設を断念する事態となっています。そのため、新たな方針として、公募型プロポーザルによって、民設民営で行っていくことが報告されました。中央卸売市場が白浜に移転しますと、地理的に不便にはなりますが、市民の食の安全を確保するためにも移転再整備は必要なことと考えます。また、賑わい施設も、市民はもちろんのこと、観光客を呼び込むための施設と考えられていたため、コロナ禍で先が見通せない中で、どれだけの需要が見込まれるのか不透明な状況となっています。
3 ひとり親家庭への地場産品提供による地元生者の支援について
コロナ禍に伴い、ひとり親家庭を支援するとともに、地元生者を支援し、併せて梱包を依頼するイベント業者、配送をお願いするタクシー事業者を支援するという事業です。この問題は、本会議質問でも取り上げる予定です。よく考えられた事業とは思いますが、本当に、ひとり親家庭への支援になっているのか、事業終了後、しっかり検証する必要があると思います。ひとり親家庭を一刻も早く救済、支援するという点からは、もっと後の事業でもよかったと思います。先ずは、他の自治体のように現金をいち早く届けることが必要だったと思います。
4 姫路の飲食店を応援しよう プロジェクトについて
この問題も、本会議質問で取り上げる予定です。コロナ禍で甚大な影響を受けている飲食店を、クラウドフアンデイングによって支援しようとするものです。飲食チケットを先払いで購入し、40%のプレミアムがつきます。チケット販売額は2億円で、市補助金となるプレミアム分は8千万円で、実行委員会への事務費が3千8百万円です。制度設計が甘く、事業主も購入するなど、不信、批判がありました。また、実行委員会のあり方や事務費の妥当性も疑問の声が上がっていました。昨日の委員会では、一定問題点が明らかになりましたが、この事業についても、しっかり検証することが大事です。