憲法守り、女性も障がい者も輝く社会に!
20、21日と文教・子育て支援委員会として、秋田市に視察に行って来ました。着いた日は、大寒にもかかわらず雪はありませんでしたが、一夜開けると、一面雪景色でした。視察の目的は、学力向上の取り組みと給食費の公会計化についてです。
秋田市は、全国学力テストが毎回全国トップクラスになっています。日本共産党は全国学力テストには反対ですが、子どもたちには、生きていくための学力はしっかり付けてほしいと思っていますし、学ぶ権利も保証されるべきだと思っています。全国学力テストは2007年から実施されていますが、秋田市は独自の基礎学力調査を1994年から、2002年からは秋田県としても学習状況調査を行っています。そのため、小学4年から中学3年生まで毎年、1つか2つのテストを受けることになっています。この事が、必要以上の競争、ストレスフルな教育になっていないのかと思いました。また、教職員においては熱心な授業研修が行われており、その事が授業の改善に繋がっているようにも思いましたが、「負担」「働き方改革」という点からはどうなのか懸念されるところです。
一方、秋田県では中学3年生まで32から33人学級になっています。児童・生徒の自己肯定感が非常に高いのと毎日朝食を食べる割合、家で計画を立てて勉強する割合が姫路市に比べて高い数字が出ていることに驚きました。全国学力テストの結果だけで学力は計れるものではありませんが、高い自己肯定感や朝食がしっかり摂れることは大事なことです。この違いは何からきているのか。子どもの貧困問題とも関係していると思いますが、よく分析して姫路の子どもたちの教育や子育て支援に生かしていきたいと思いました。
今年の正月休みは、土日を挟んで、ゆっくりした休みとなりました。6日は、新年交礼会からのスタートでした。新年早々、アメリカがイラク空爆を行い、イラン革命防衛隊のソレイマニ司令官を殺害し、それに対する報復攻撃が行われるなど、混沌とした幕開けとなりました。日本国内においては、カジノ誘致で秋元衆議院議員が逮捕され、維新の下地議員も現金受け取りを認めるなど、問題が発覚しています。通常国会では、桜を見る会の問題と合わせて、徹底解明が求められますが、既に野党共闘の中で野党統一チームによる追及が始まっています。
姫路市においては、新年度予算に対する市長ヒヤリングが始まっており、日本共産党は午後1時からスタートします。国の国民への負担増の政治から、市民の暮らしを守るための予算になるよう求めていきたいと思います。
みなさん、明けましておめでとうございます。2020年がスタートしました。心新たに、今年も自分らしく、歩いていきたいと思っています。神戸新聞の正平調は、「終戦から75年という節目の年を迎えた。やわらかくてよく伸びるお餅は、かめばかむほど平和の味がする。」と結んでいます。
そして、しんぶん赤旗の主張は、「新しい政治をともに開く年に」と題して、野党間で築いてきた政権合意として、以下のことを揚げています。
①憲法にもとづき、立憲主義、民主主義、平和主義を回復する ②格差をただし、暮らし・家計応援第一の政治にきりかえる ③多様性を大切にし、個人の尊厳を尊重する政治を築く 「今こそ力を合わせて野党連合政権に向けた取り組みを広げましょう」と呼びかけています。
今年は、解散総選挙が行われるかもしれません。市民と野党の共闘で、安倍政権を退陣に追い込むために私も力を尽くしていきたいと思います。今年も忙しくなりそうですが、健康に気を付け、また、楽しいこともしながら、がんばりたいと思います。