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本会議終了

サイズ変更IMG_2331 今日で、平成30年第3回定例議会が本日で終わりました。9月3日からでしたので、丸々1ヵ月間でしたが、個人質問も行い、新たな分科会方式での決算審査、そして反対討論討論と、その間に台風がいくつも来たりと、あっという間の1ヵ月間でした。そして、季節は夏からすっかり秋に、もう10月3日です。

 討論は、平成29年度一般決算認定について、平成29年度国民健康保険事業特別会計決算認定について、平成29年度後期高齢者医療事業特別会計決算認定について、反対の討論を行いました。姫路市の平成29年度一般会計決算は、実質収支57億円余の50年連続黒字決算となっています。赤字よりはいいですが、黒字だけで評価されるものではありません。市民が納めた税金が、どれだけ市民のために使われたかが問われます。

 姫路市は、中核市の中でも財政力指数は高位にありながら、民生費の割合が中核市平均値よりも低く、土木費は平均より高いという状況が続いています。中学3年までのこどもの医療費助成制度は、子育て世代のみなさんにはたいへん喜ばれていますが、所得制限のために窓口負担しているこどもたちが、全体の約15%います。その内訳は、3歳から就学前の2割負担が5,190人、小学1年生から中学3年生の3割負担は6,850人です。所得制限を撤廃するためには、後約3億円あれば可能です。姫路市の財政力からしたら、できない額ではありません。

 また、工場設置奨励金は約9億円支出していますが、その8割強は資本金10億円以上の大企業に支払われていますが、正規雇用は大企業が62人、10億円以下の企業は198人を雇用しています。大企業誘致で多額の奨励金を出しても、それに見会う雇用が創出されていません。さらに、現在飾磨橋東公民館の整備が行われており、平成29年度は土地取得のため7,700万円余執行しています。しかし、姫路市はこれまで1小学校区1公民館の原則に基づいて整備してきましたが、市民や議会への説明責任が果たされておらず、公正・公平な市政運営とは言えません。

 これらの理由により、一般会計決算認定について反対しました。たくさん色んな数字をあげて反対したものですから、市長が廻ってこられた時、「よく調べていますねー」と言われましたが、そんなこと言っている場合と違います。本当の意味での「市民が主役の市政」を行ってください。調査していただいた、議会調査課のみなさん、各課の関係者のみなさん、ご協力ありがとうございました。