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小中学校適正規模・適正配置について

DSC_0503 神戸新聞では、土曜日に続き、今日も姫路市の小中学校適正規模・適正配置の関連記事が掲載されていました。「デスク回線」と言うことで、姫路支社のデスクの方が審議会の進め方に対して「もう少し丁寧に進めてほしいと願う」と書いています。「拙速は功遅に勝るか」という見出ですが、孫子の兵法に出てくる言葉で、ビジネス本の中でもよく使われることわざだそうですが、このたとえがいいかどうかは別にして、デスクが書かれていることは、私も思っているところで、共鳴するところです。

 第3回目の審議会が、いよいよ明日午後2時から開催されますが、文教・子育て委員会が開催されないため、私たち共産党議員団は、17日の金曜日午後から、1時間程度教育長、次長、部長、課長出席のもと、教育委員会と懇談を行いました。

 もちろん、小中学校適正規模・適正配置の審議会の進め方について意見交換を行いました。「1回目、2回目の審議会の進め方が余りにも拙速で、強引過ぎないか」と問い質しても、「そうは、思いません。」と教育長は言い切りました。新聞報道には、課長が「進め方は、梶田会長に任せています。」とありました。拙速だと思っても、それを認めるわけにはいかないからかもしれませんが、全く話になりません。

 しかし、スケジュールについては、「計画ありきではない。議論がさらに必要なら、時間をかけてもよい」と答えていました。また、安富北の校長先生や住民代表の方々に来ていただいて、説明を聞いておきながら、その直後の議論で「特認校の導入はない」というやり方に対して、「人間として、教育者として、どうなんですか?」と教育長にお聞きしました。教育長は、うつむきながら「ていねいさが足りなかったと思う。謝りたい」とも言われました。「私たちに謝って頂く必要はありません。校長先生たちに謝罪してくださいと」と言いました。

 さらに、20日の審議会では、会長・副会長の強引な運営は止めるよう、また、丁寧な議論を行うよう、強く求めました。どうなるかわかりませんが、1審議会の議論がこんな新聞で取り上げられるのは、前代未聞です。姫路市の教育行政の行く末が心配です。こんなやり方で子どもたちの未来に、教育に、責任を持つことができるのでしょうか。来年の市会、市長選挙の大きな争点になると思います。

 とにかく、保護者はもちろん、地域住民、市民への周知、説明責任を果たし、その上で丁寧な議論を行うべきです。