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あまりにも拙速な小中学校適正規模・適正配置審議会

KIMG1189 去る6月29日に、第1回目の「姫路市小中学校適正規模・適正配置審議会」が開催され、今日7月27日、2回目の審議会が開催されましたが、あまりにも拙速で強引な進め方に怒りと疑問の声が上げられています。

 私も、1回目、2回目と傍聴しましたが、1回目から進め方に違和感を感じていました。この審議会の目的は、平成27年1月に国が策定した「公立小学校・中学校の適正規模・適正配置等に関する手引」を参考に、姫路市の状況を踏まえながら、小中学校の適正規模・適正配置についての考え方、つまり基本方針案を答申することになっています。それも、たった5回の審議会で答申することが最初に示されています。

 予定では、8月の中頃に3回目を行い、11月月にはパブリックコメントを行い、12月下旬には、答申することになっています。今日の議論では、「1~5学級は複式学級が存在する規模で、一般的に教育上の課題が極めて大きいため、複式学級解消に向け、早急に取り組む必要がある。」と結論付けました。

 審議会の委員のみなさんは、「一番は子どもたちを中心に」「少子化対策が問題 子育てできる環境づくりが大事」「大人の勝手な都合で決めるべきではない」などの意見が出ているにもかかわらず、学識経験者と言われる委員長と副委員長が強引に、教育委員会のシナリオ通りにもっていこうとしているのが、見え見えです。正に、御用学者。

 なぜ、こんなに拙速で強引な進め方なのか、理解に苦しみます。文教・子育て委員会の議員も何人か傍聴していましたが、唖然とするばかりでした。終了後、抗議をしましたが、どうなることやら。とにかく、文教・子育て委員会の開催を求めていきたいと思います。

 現在、姫路市では、安富北小学校と莇野小学校が複式学級となっていますが、両校の校長先生や自治会長さんが地域の教育について、メリット、デメリットについて報告をされました。わざわざ、報告をさせておいて、その場で、「複式学級は課題が極めて大きい」とは、一体何事でしょうか。何のための報告だったのでしょうか。本当に、人をバカにした話ではないでしょうか。これが、教育者のすることでしょうか。

 もっと市民、住民に知らせ、議論していく必要があります。