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姫路市役所にも忖度は、あるのか?

 18日の地震には、びっくりしました。姫路市では、列車内に閉じ込められた方が、気分等が悪くなり、救急車で搬送された程度で大きな被害はありませんでした。大阪府の北の地域で、被害が出ており、特に、倒れたブロック塀によって命を落とされた女の子は、かわいそうでなりません。改めて、亡くなられた方々のご冥福と被災された方々に、お見舞い申し上げます。

 6月議会も個人質問、各常任委員会等も終わり、ちょっとやれやれと思っているところですが、ある議員の個人質問を巡って、疑惑が浮上しています。昨日の議会運営委員会でも取り上げられたところですが、本人が議長や議運委員長に謝罪しているとして、突っ込んだ議論にはなりませんでした。共産党議員団としては、本人に出席を求め、説明と謝罪を行うべきと主張しました。

 すでに、この件に関しては、読売、神戸新聞で報道されていますが、そもそも議会での一問一答の導入経過、議会での質問の意義はどこのあるのかという問題だと思います。以前は、一括質問というやり方しできませんでしたが、市民に開かれた議会ということで、議会改革の中で導入され、市民にわかりやすく、当局とも緊張感を持って質問を行うということで、一問一答方式や複合方式が取り入れられたと、理解しています。

 この度の、質問の前に想定と言いながら、理事者側の答弁がフエイスブックに掲載されるということは、議会と市民との信頼関係を大きく損ねた、重大な問題です。同じ一問一答方式で質問している者として、断じて許すわけにはいきません。本人は、その事への反省があるのでしょうか。その後の態度を見る限り、全くそのようには見えません。

 また、本人のみならず、理事者側の姿勢も問われています。彼一人でできることではありません。普通は、1問めは通告しますので、手元に答弁書はありますが、2問3問は、その答弁を聞いて、その場で考えるため、答弁書がないのが当たり前です。私の場合は、質問通告後のヒアリングで一定のやりとりをします。1問めの原稿は、当局に渡します。そのやりとりの中から、答弁を予想して、いくつかの2問3問を用意します。予想した答弁とは全く違い、本当に議場で答弁を聞きながら考えたり、アレンジして2問3問を聞くこともあります。ですから、私の2問3問には、理事者の答弁原稿はありません。でも中には、当局なりにヒヤリングの中で、ここを突っ込んでくるのではと、予想の上に用意している理事者もいるかも知れませんが、そんなにスラスラ答えられるものではないと思います。

 ところがです、この問題になっている議員の2問3問4問5問に、どの理事者も下を向きながらスラスラ答えていました。手元に原稿があるとしか思えないような速さで答えていました。ある理事者は、堂々と原稿持って読み上げていました。どう考えても、不思議です。その事を、私は総務委員会で「当局の議会対応」の問題として取り上げ、指摘しました。

 そのためかどうかわかりませんが、堂々と原稿を持って読み上げた理事者が、注されたとか。注意するところは、そこですか!!理事者側にも問題があると思いますが、議会運営委員会で本人に出席を求めたのは、私たち共産党と新しい風だけです。議員側も問題の真相を本気で明らかにしようとしないところに、大きな問題があります。

 これでは、森友加計疑惑といっしょにではないでしょうか。これで、姫路市議会の信頼性が大きく失墜したと思います。少なくても私たち共産党議員団は、色々資料を用意したり、関係の本を読んだり、何パターンかの質問を考えたりと、茶番劇ではない、本気の真剣勝負をしているつもりです。これからも、本気の質問をしていきます。