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姫路市文化コンベンションセンター

KIMG0853 新緑の季節がやって来ました。1日は、メーデー。4日は、増位校区ふれあい運動会。そして、5日は、第40回憲法を守るはりま集会に参加しました。楽しかった連休も、今日で終わりです。しっかり充電して、明日から、また、いつもの生活が始まります。

 ところで、みなさんは、姫路市が新たに建設を予定している「姫路市文化コンベンションセンター」について、ご存じでしょうか。5日、6日の神戸新聞では、「ホールが街にやってくる」というタイトルで連載が始まりました。現在の文化センターの老朽化に伴い、姫路駅東の「キャステイ21ベントゾーン」約6.6ヘクタールの半分を使って、新たな文化ホールと展示や会議等のコンベンションセンターを一体的に整備しようとしています。完成予定は、オリンピックの翌年、2021の秋頃の開館となっています。

 私も、「イベントゾーン整備特別委員会」の委員として、当初から関わって来ました。連載の見出しににもあるように、新「容器」に高まる期待、多様な活用 工夫が必要と、その通りだと思いますが、課題もあります。文化ホールは、大、中、小と3ホールありますが、大ホールは2000席あります。現在の文化センターは、1700席です。「大阪、神戸に近く、大きなコンサート等は、姫路を通り越してしまう。2000席も必要なのか」という議論はずっとあります。

 また、コンベンションセンターについても、全国的にも同様の施設が多数ある中で、全国的な展示会や全国会議を姫路にどれだけ誘致できるのか。採算性はどうなのかという問題もあります。

 そして、私は何より問題なのは、この新たな文化コンベンションセンターの整備に絡んで、姫路市がこれまで行ってきた、公共施設等の使用料の3割減免が来年の4月から廃止されるということです。今までは、姫路市の「後援」を受けた音楽や映画のイベントについては、文化センター等の使用料が3割減免されていました。こうした制度によって、姫路の各文化団体は、活発な活動が行われて来ました。新たな施設ができても、使用料が高くなり、その事によって、市民の文化活動が制限されるようでは、本末転倒だと思います。

 姫路市は、「減免制度」を廃止しても、新たな補助制度をつくるとしていますが、引き続きみなさんといっしょに声を上げ、市民のための文化施設となるように求めていきたいと思います。