ブログ

1.17

 今日は、1月17日です。あの阪神・淡路大震災から23年を迎えました。神戸市などの被災地では、朝の5時46分にあわせて早朝から追悼の行事が行われていますが、ここ姫路では私も含め何かよそ事のような感があります。

 しかし、今日の神戸新聞に掲載されていた、たつの市の岡部さんご夫婦の記事を見ますと、まだまだあの時の傷は癒されていないことを実感します。岡部さんの長男さんは、下宿していた東灘区の文化住宅が崩壊し、その下敷きになって命を落とされました。復興住宅からの追い出しの問題もあります。

 ニュースで防災センターの方が、相生の中学で講演されたことが放映されていましたが、「みなさんも大学生になってアパートを借りることもあると思いますが、その時は二階で少しいい部屋に住んでください。」と言われていましたが、本当にそうだと思います。しかし、高い学費や生活費のことを考えると、一般的には、少しでも家賃の低いところを選びたいものです。

 そうしたことが、多くの若い人たちの命を奪いましたし、経済的弱者の方々の命も奪いましたし。経済格差が命の格差にも繋がっています。

 改めて、あの大震災で犠牲になられた方々に手を合わせたいと思います。