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松野迅さんと伊東千尋さんとの再会

14619304368541461930374812 今日から連休が始まりましたが、午後から花の北市民広場で行われた、松野迅さんによる労音レクチャーシリーズ「カザルスへのオマージュ」に行って来ました。ゲストにはジャーナリストの伊東千尋さんもトークで参加されていました。お二人にお会いするのは、一昨年姫路文連主催の講座以来の再会となりました。

 迅さんのカザルスへの熱い思いといつも音楽に対する直向きな姿勢がひしひしと伝わってきました。千尋さんは、バルセロナオリンピックの時の朝日新聞初代のバルセロナ支局長だったということで、バルセロナのこと、スペインのこと、カザルスのことを話されました。バルセロナの幻のオリンピックは初めて知りました。人民オリンピックのためリハーサル中に、「フランコの反乱軍が迫っている。リハーサルを中止するように」と指示を受け、カザルスは涙ながらに指揮をし、「この国に再び平和が戻る日がくるでしょう。その日には、再び第九を演奏しようではないか」とのべ、みんなを帰宅させたそうです。それから56年後のバルセロナオリンピックでカザルスの指揮ではありませんでしたが、本当に第九が演奏されたお話には、感動しました。

 3年前スペインに行きましたが、今日のお話しを聞いていたらもっとも違うスペインを感じることができたかもしれません。楽しい心に残る一日でした。