憲法守り、女性も障がい者も輝く社会に!
二日目は、会場を東北大学に移し講座・分科会等が開催されました。私は、「維持可能な福祉自治体をめざすための自治体財政分析」という講座に参加しました。講師は、立命館大学の平岡教授です。
東日本大震災・原発事故の経験を踏まえ、維持可能な福祉自治体をめざすための自治体財政の在り方が鋭く問われている。人口減少化、少子・高齢化への対応や合併自治体における財政措置の期限切れへの対応など課題が山積。まさに、姫路市の話にピッタリ。
基本的人権擁立、平和、循環型社会、貧困と格差の是正をめざす自治体か。TPP、消費税引き上げ、原発再稼働などの自公政権下の政治に対して、住民生活を守る「防波堤」としての役割を発揮できるか。アベノミクスに追随した外来型開発と規制緩和路線を進むのか、地域の内発的発展を促進し支援するのか。
また、姫路市もモデル都市として手を上げた「地方中枢拠点都市」は、姫路市民や協定を結んだ周辺自治体住民にとってどうなのか。本当に人口減少化を食い止めることができのか。広域での、救急医療・消防・公共交通・公共施設の利用等、住民の幸せを守ることはできるのか。人口のダムを造るだけで、ミニ東京を作るようなものではないかといわれている。それぞれの内発的発展が阻害されるのではないかなどの問題点も指摘され、「地方中枢拠点都市」についての捉えたかについても、とても参考になりました。
朝の九時から昼食休憩をはさんで四時まで、びっしり。本当に大学の集中講義を受けているようでした。そして、そのあとは選択でナイター講座もあります。せっかく来ているので、私は「非正規職員と官制ワーキングプア問題を考える」という講座に参加をしました。
日本とイギリスの比較でしたが、アメリカやヨーロッパでは「同一労働同一賃金」が貫かれているため、「非正規雇用」という英訳がないそうです。いかに日本の労働者の権利が守られていないかを、実感しました。官制ワーキングプアを作らないためには、公契約条例も有効な一つと言われていました。
さて、勉強もいっぱいしましたが、夜は地域活性化のために地元のおいしいものをいただきました。今回は、共産党議員団のほかに、姫路から梅木議員と伊藤議員も参加をされていたので、いっしょに牛タンや海の幸もいただき、おいしいお酒もいただきました。頭もおなかもいっぱいになりました。