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障連協予算要望懇談会

姫路障害者連絡協議会(障連協)の予算要望懇談会が、七月十日に開催されました。

  姫路障連協は、障害の違いを超えて障がい者本人やその家族、支援者が集まってつくられた会で、今年で七年目を迎えました。毎年、要望をまとめ、姫路市の関係当局と懇談会をもっています。

  今年も、その要望をまとめる会を、台風八号が接近する中開催しました。幸い、警報はでませんでしたが、足元が悪い中、多くの方々にご参加いただきました。

  自己紹介をしながら、それぞれの要望を出していただきました。いろいろ出されましたが、今まで気がつかなかったこととして、多目的トイレはだいぶ整備されてきましたが、その中にベビーベッドはあっても、大人のベッドがないということです。確かに、ベビーベッドは小さく高さもあるため、低い大人用のベッドを必要とする障がい者もいます。やはり、当事者やその家族の意見を聞かないとわからないこと、気がつかないことがたくさんあります。

  当事者でないとわからないといえば、新しく整備された姫路駅。現代和風建築をコンセプトにしており、評判も上々だと思いますが、残念なのは駅北側の正面広場の点字ブロックが、黄色ではなく茶色だということです。デザイン、色調の「調和」とい点から茶色にしたということですが、まったく障がい者の立場に立っていません。 

  弱視の方にとっては、黄色が一番識別しやすいということで、点字ブロックが黄色になっているわけで、ただ凹凸があればいいというものではありません。「ユニバーサルデザインのまちづくり」と言いながら、本当に残念です。これからの、まちづくりには障がい者の意見や視点をしっかり反IMG_1531映させなければなりません。

 写真二枚アップしましたが、下の写真はこの三月完成したJR野里駅のエレベーターです。野里駅のバリアフリー化については、障連協の要望として取り組んできましたし、私も議会で取り上げ実現することができました。声を上げることは、大事です。

  雨の中、ご参加していただきありがとうございました。IMG_2993