ブログ

差別 国会議員は止めて

4195c457-fb74-4be9-83e6-436069036daa~1 国会議員はデマ・差別をやめ、人権と憲法を守る義務を果たしてください!と題した署名42,586人分が各政党に渡されました。署名を提出したのは、弁護士、作家、音楽プロデューサーなど識者12人が賛同を呼びかけた署名で、私もネットで署名しました。

 参議院選挙後も、外国人等への差別・排外主義が広がっています。私も、本会議の個人質問で、この問題を取り上げました。市当局は、外国人に対する差別意識を解消し、異なる文化や生活習慣、価値観などを尊重する人権意識を育てることを目指して、人権のつどい、人権学習地域講座などの啓発事業を推進している、との答弁がありました。

 姫路市でも、今議会が開催され、令和6年度の決算審査が行われています。奨学学術振興事業特別会計の中で、県立大学に留学中の学生5人に対して、それぞれ月3万円の奨学金が給付されています。その事業に対して、ある保守系議員から、「大学の学費が高い、とよく地域の人からも聞く。日本人でもたいへんな人がたくさんいる。外国人に給付する余裕はあるのか」、という質問がありました。

 日本の大学の授業料は、世界一高いと言われています。ですから、給付型奨学金の拡充や授業料の無償化が求められています。日本の授業料問題と留学生への奨学金と問題が違います。にもかかわらず、こじ付けて、いかにも外国人優遇とでも言いたいのでしょうか。

 差別やデマを許さないのは、国会議員だけではありません。地方議員ももちろん、私たち大人の責任ある発言が求められています。

 こうした中、自民党総裁候補の高市氏が「外国人がシカを蹴った」と日本記者クラブの総裁選共同会見で発言しました。「根拠はあったんですか。確かめたんですか」と質問されましたが、根拠を示すことはできなかったそうです。こんな排外主義の主張を公然とするような人が候補者であり、本当に総裁になったら、この日本はどうなるのでしょうか。